エッセイコーナー
424.秋に恋する色  2019年11月1日

米の検査も終盤を迎え、検査員としての職務も、残すところあと1回の予定。
今年は萩荘地区の検査が多く、9月下旬の今年初の検査や、今年最後の検査も萩荘地区になりそうだ。
今年の印象としては、出穂時期の高温による影響か、白未熟粒の混入が気になりはしたものの、分析検査を幾度となく施したが、殆どは落等させるほどではなかった。昨日、本寺地区で行った検査も、うるち米及び餅米全てが1等米の好結果に終わった。
検査は思いのほか順調に進み、予定よりも早く終わった。折角なので紅葉の様子を確認したく、上流部へと車を走らせた。真湯温泉付近はただ今紅葉最盛期を迎えていた。それより上は既に紅葉は終わり、裸木が目立っていた。

やがて紅葉は平野部へと、小川のせせらぎの如く静やかな音色を奏でながら近づいてくる。
色鮮やかな景観はやがて白銀の世界へと変遷し、そして新元号1年目の終焉を迎える。
そしてまた、新たな、希望に満ちた年を迎える。
平成は自然災害が多いと云われているが、令和に入り程なくして大雨に見舞われ、更には異常高温の夏に耐えなければならなかった。そして秋、過去に類を見ない大型の台風ハギビスなどに見舞われ、甚大な被害を被った。
来年は穏やかで、平和な一年であってほしいものだと、ただただ願ってやまない。


フォト短歌「恋の色」

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