エッセイコーナー
427.一関文化賞  2019年11月7日

本日、同じ短歌会「游の会」仲間の千葉貞子さんが、一関文化会議所主催の一関文化賞(生活文化部門)の表彰を受けた。会場はホテルサンルート一関芙蓉の間。
午後1時半から式典及び表彰式が始まり、午後3時より祝賀会が行われた。
一関文化会議所は今年で創立30年を迎え、創立30周年記念式典も行われた。
今回の受賞は2個人2団体。

芸術文化部門は大畑孝夫さん。第九演奏会や東日本合唱祭の開催に向けて中心的役割を担ってきた。
生活文化部門には前出の千葉貞子さん。
千葉さんは1948年(昭和23年)9月16日のアイオン台風の折、磐井川の氾濫によって家屋もろとも流され、濁流にのみ込まれて家屋は倒壊。その倒壊によりばらばらになった木片にしがみつきながら38kmも下流に流され、九死に一生を得た。その体験を後世に伝えるべく、命の尊さとともに今後の災害時の教訓となるよう市内の小・中学校や各地域で語り部活動及び講演を続けている。
また、今年2月、短歌や俳句、随筆が綴られた珠玉の1冊『命の美容室~水害を生き延びて~』を刊行した。
本編の序盤には、千葉さんの子供の頃の苦しく辛い体験が生々しく綴られている。

人づくり部門には、「中学2年生に新垣勉コンサートを贈る会」が受賞。
地域文化部門にはホッパの会が表彰を受けた。
人づくり部門受賞の「中学2年生に新垣勉コンサートを贈る会」では、今年も新垣勉コンサートを企画しており、来週の水曜日(11月13日)に一関文化センター大ホールで開催される。


フォト短歌「滝壺」  

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