エッセイコーナー
110.命の重み  2014年12月3日

遅ればせながら、菅原文太さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
昭和の大スターが立て続けに他界された。映画ファンにとっては実に寂しい年の瀬を迎えることになった。
菅原文太さんと言えば、やはりトラック野郎、任侠ものが真っ先に思い浮かぶが、私ら昭和30年代生まれは、思春期から青春のど真ん中にかけての年頃、その影響は決して少なくはなかった。
特に文太さんのキャラは強烈で、任侠道を地で行くような風貌は正しくはまり役に思えたが、その風貌からはちょっと想像し難いインテリゲンチャでもあった。名門・仙台第一高等学校時代は新聞部に所属し、一年後輩には『ひょっこりひょうたん島』でお馴染みの故・井上ひさしさんがいる。

文太さんは、晩年には自給自足を視野に入れ、山梨県北杜市の里山で農業に従事、その後法人化するまで本腰を入れて農業に正面から取り組んだ。そんな意味からも、実業としての農の実態、耕の真実を語る代弁者を失ったことは非常に残念でならない。
また、2年ほど前から、いのちの党を結成。と言っても政治団体ではないとのことだが、自尽行為の抑止や原発反対などを展開し、「いのち」の尊厳を呼びかけた。
今月の14日(日)には、衆院選の投票日(期日前は本日12月3日から)を迎えるが、比例投票先は、この「いのちの党」をまるで囲みたいと思うのだが……。



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