エッセイコーナー
559.大胆な財政出動を期待  2021年1月11日

昨日は地元の神社でどんと祭があり、私は消防団の一員として立ち会った。
神主の祝詞により清められた蝋燭の火が、地元民が持ち寄った正月飾りやお札に、厳かに放たれ、荒々しい炎となって上空に舞い上がった。
住民らの一年間の無事、無病息災を荒々しくも力ずくで祈るかのような、儼乎たる、荘厳にして厳粛な空気が辺り一面に広がった。
例年に比べ、今年の正月飾りやお札の量は少しばかり少ないようだが、ここにも新型コロナの影響が表れているのだろうか。

新型コロナと云えば、都心を中心に感染拡大は一向に収まる気配がない。
緊急事態宣言を受けても、自粛の色が薄まる気配もないように思われる。このままでは「医療崩壊」の四文字熟語が新聞紙面を飾る日も近いのではないだろうか。
そんな状況のなか、新型コロナ対策の特措法をめぐり、政府は飲食店などへの休業命令に背く事業者に対して、50万円以上の過料を科す意向を示している。
確かに、感染拡大を強行的に抑えなければ、前述した「医療崩壊」は火を見るよりも明らかであり、「致し方なし」と云えるのかもしれない。

然し乍ら、その前にやるべきことがある筈である。
休業命令に背かざるを得ない事情をしっかりと理解し、店主や従業員の生活の補償をしっかりと、迅速に、しかも手続きは簡素に行う必要があるのではないだろうか。
先ほどTBSの「ひるおび!」に、鳥田むらの代表が生出演し、時短営業や雇用保険助成、休業補償等の複雑な手続き等について心情を吐露していたが、つくずく共感した次第である。
フランスなどでは前年度の売り上げの20%を補償するなど、手続きを簡素化し迅速に補償対策を行っているようだ。

単に罰則のみを強化するのではなく、
云い方は決して良くないかもしれないが、緊急事態の宣言下では「飴と鞭」が必要だと思う。
それでも背くのであれば、致し方ないのかもしれない。
いずれにせよ一刻も早く、感染者の拡大を抑えなければならない。
資源となる財源はいかようにでもなる筈。大胆な財政出動を緊急にやるべきではないだろうか。

神社に何故牛の像があるのか>>


フォト短歌「どんと祭」    

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