エッセイコーナー
235.画期的な水力発電  2017年4月8日

先月、福島第一原発事故について、津波の予見により、事故を未然に防ぐことが可能だったとして、初めて国の賠償責任を認め、国と東京電力に対し、総額約3855万円の支払い判決が前橋地裁で下された。
被災者をめぐり、同種の集団訴訟は全国で約30件程あるとのこと。今後の判決への影響は大きい。
原発事故は、云うまでもなく人間や動物への身体的影響は勿論、経済的損害も計り知れない。
そのような危険きわまりないエネルギーへの投資よりも、クリーンで再生可能なエネルギーを求めることは、しごく当然の考え方であり、生命尊重を基本として、経済云々よりも人命を優先されることに異論を挟む余地はあるまい。

そのクリーンで再生可能なエネルギー生産で吉報が舞い込んだ。
それはカナダ国オタワのWaterotor Energy Technologies Incと云う会社が開発したwaterotor(ウォーターローター)である。

waterotorの特徴は、一言で云うと水力を利用しての水車型発電装置だが、特徴は水車の羽根の部分にある。
時速2.4kmの緩やかな流速でも十分な発電能力を発揮する。
水の密度は高いので、水流の30%はエネルギーに変えることが可能であるとのこと。
また、時速4.8kmの水流は、時速390kmの風速と同じぐらいのエネルギーだと云われている。

海洋に於いては、大規模施設の大量発電も可能だと思うが、河川での利用はより現実的であり、実用的であり垂涎の的であろう。
例え大きな河川でなくとも、ちょっとした流量さえ確保できれば、設置台数を増やことによって無尽蔵の発電が可能である。何しろ上流部で利用された水量をそのまま再利用できるのだから。電力をいくらでも増やすことは可能だ。
また、そこそこの水量さえあればどこでも稼働できると云ったメリットがある。

現代でも、世界には13億人もの人々が電気を利用できないでいると云われている。
地球は70%が水で覆われており、海流には年間2000兆キロワット時のエネルギーが眠っていると云われている。
日本でも、危険極まりない原発に頼るのではなく、一刻も速く、導入に向けて動き、太陽光発電や風力発電などとの併用を目指し、再生可能なエネルギーの研究、開発に総力を上げて頂きたい。

将来に遺恨を残さず、重荷、負担を子孫らに負わすことなく、安全で平和な世の中を目指すために、賢明なる判断と実行を望んでいる。


フォト短歌「エネジー」


≪return    Tweet   
ブックオフオンライン