エッセイコーナー
343.停止位置の見直しを  2018年12月5日

年末になるとどうしても運転が荒くなるように思う。
無理な追い越しや、一時停止の標識があるにもかかわらずそのまま突っ走ったりと、危なくてしょうがない。
以前交通事故による月別の死亡件数を調べたものが下の表だが、12月が一番多い。
年の瀬を迎えて何かと気忙しくなる時期、だからこそ注意喚起が必要だ。

一方、年間の死亡事故の数をみると、昭和23年以降、年々死亡事故が減少しているのも事実。
自動車本体の安全性に対する性能の向上もあるだろうが、飲酒運転に対して、愚昧としての社会的な圧力と、刑罰の重みによる「自粛の感情」の高まりなどが考えられよう。
ただ、2017年6月に起きた東名高速道路でのあおり運転によって、夫婦が死亡した事件があった。



その初公判が一昨日(12月3日)から始まった。しかしながら残念にも、今朝報じられた九州でのあおり運転や、他にもネット上に度々流れているように、未だに收まる気配はない。今回の公判は、今後への影響はかなり大きいと思われるだけに、厳しい裁断を仰ぎたい。

また、交差点の停止位置(白線)について、私は見直すべきではないかと思っている。
大型車両があまりにも窮屈そうにハンドル切っている場面を見掛ける。道幅の広い交差点ならまだしも、地方の商店街や住宅街は決して広いとは云い難い。赤信号で止まる際、私は停止線の2・3m手前で止めるように心がけているが、停止線に沿って止まるようにと自動車学校で習うものだから、きっちりと止まるドライバーが殆どだ。
大型車両も時代が進むにつれますます大型化しているように感じる。本来ならそのような状況の変化を常に観察しながら、停止位置など、道路交通法を含めて見直しが必要ではないだろうか。


フォト短歌「三歩手前」  


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