エッセイコーナー
196.平和の祈りin毛越寺  2016年6月29日

本日6月29日(正確には2011年6月26日に登録決定となった)、平泉では「平泉世界遺産の日」として色んなイベントが企画されている。
私も午前中のみの参加となったが、中尊寺に於いて、俳聖・松尾芭蕉が今から327年前(1689年6月29日)の今日、初めて平泉に訪れたのを記念して、第55回平泉芭蕉祭全国俳句大会が行なわれた。

そして午後4時30分より、毛越寺境内にて「平和の祈り」が開催された。
今から920年程前、流血の戦乱に心を痛め、平和と平等、安らぎを基調とする平安の地を築くべく、奥州藤原氏初代清衡公がここ平泉に居城を構え、1108年に中尊寺を造営した。その後約100年続いた栄華と平安は知るところであろう。

その平和への思い、願いを脈々と受け継ぐ平泉の地、毛越寺にて、僧侶による練行の後、本堂を参拝し、大泉が池の袂、南大門跡祭壇にて、藤里明久毛越寺貫主代行読経による平和祈願の法要が行なわれた。その間、大泉が池では龍頭鷁首船の船上散華が行なわれた。

法要が終わり、場所を本堂前に移し、早めに集まっていた地元平泉小学校の生徒らによる『平泉讃歌』の合唱があった。
子供らの無垢で清らかな歌声が、平和への思いを更なる呼び水として、境内に集まった町民はもとより、戦禍に苦しむ異国の地に届くことを願わずにはいられない。

その後、平泉ユネスコ協会文化財愛護少年団団長による「世界平和へのメッセージ」の朗読があり、来賓の紹介と青木幸保平泉町長の挨拶で幕を閉じた。
青木町長は午前中にも、中尊寺の平泉芭蕉祭全国俳句大会で挨拶されていた。本当にお疲れ様でした。
また、僧侶一行の中に、見慣れない服装、赤の装束に身を包んだ方を目にしたが、中尊寺、毛越寺と親交のある中国の僧侶一行とのこと。

全世界に、宗派を超えた平和への祈りが、輪となって広がることをただただ願うばかりである。


フォト短歌「平和の祈り」  
8月16日には、毛越寺の大泉が池で浄土庭園法灯会が営まれる(受付はこれから)
その他の写真は>>


≪return    Tweet   
ブックオフオンライン