エッセイコーナー
381.歩行者を守るには  2019年5月16日

5月8日、大津市の園児らを巻き込んだ車の事故はあまりにも切ない悲惨な出来事だった。
園児2名の夭折、重体1名他、保育士3名を含む13名が重症により入院治療を余儀なくされている。
過日に撮られたストリートビューには、保育士がしっかりと園児らを庇う映像がネット上に公開され、観る者の鳴咽を誘っている。
映像には信号待ちの様子が映っているが、車道側から離れ、点字ブロックの外側に園児らが手をつないでひと塊となり、保育士たちが庇っている様子がしっかりと確認できる。これ以上やりようのないほど、誘導もしっかりとやっている。

ネット上ではタラレバのコメントも見受けられるが、世の中に「絶対」はない、「完璧」もない。
「完璧」に近づき、「絶対」を目指す努力を怠らないと云うことが重要だと云えるのではないだろうか。
また、事故を起こしたドライバー当人らも、事故を起こしたくて起こした訳ではないだろう。悲しくも、切ない出来事である。
今後この様な事故を起こさない為にも、ドライバー各々の安全運転、注意散漫の解消が望まれる。
その点について、ゴールデンウィーク中に池袋で87歳の高齢者が母子2名を撥ね、死亡させた事故があった。

また昨日も、千葉県市原市の公園に車が突っ込むなどの事故があったが、以前にも幾度となくアクセルとブレーキの踏み間違いによる高齢者を中心に、事故を起こしている。
何故だろうか。
以前はあまりなかったように思う。
その一つの原因として、考えられるのがオートマによる運転操作であろう。マニアルが主流だった当時はあまり聞いたことがなかった。因果関係は定かでないが、便利さの代償として今の事故多発があるように思えてならない。
その対策の一つとして、一刻も早いAIカーの実現を望むところだ。

また、インフラの整備に関連し、道路の安全性についての提案がある。
今回の大津市の事故現場は交差点だが、車道と歩道を遮るものがない。
横断歩道の入り口に、車の侵入を防ぐ為、何本か鉄柱を立てるべきではないだろうか。海外では既に実績があるところもあるようだ。
また、歩車道ブロックの高さについても見直しが必要に思う。一般道路では片R30や両R30が主流だろう。しかしながら30cmの高さでは車が乗り越える可能性がある。美観云々よりも安全性を重視すべきではないだろうか。
いっそのこと60cm(フェンスなどでは安心できない)ぐらいにでもすれば乗り越える心配はないのではないか。
何れにしても専門家の意見を取り入れ、一刻も早い施工指針等の改定を期待したい。


フォト短歌「園児」 歩道安全対策


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