エッセイコーナー
447.今更ながら  2020年1月10日

遅まきながら、だが、文学思想個人編集誌『路上』を購入することになった。
と云うのも、宮沢賢治の短歌を調べてみたいと、地元の図書館で探してみると、一番最初に『賢治短歌へ』著者佐藤通雅の一冊が目に止まった。
著者は歌人であり評論家、歌集『強霜』では第27回詩歌文学館賞(短歌部門)を受賞し、『宮沢賢治 東北砕石工場技師論』では第10回宮沢賢治賞を受賞している。

早速、著書の『賢治短歌へ』に目を通してみることにした。
佐藤通雅先生の著書も多く、中でも自身が編纂し、発行している文学思想個人編集誌『路上』は既に145号の刊行を実現している。
早速取り寄せてみたいと、先生自身が運営するホームページ、路上通信を覗いてみると、文学思想個人編集誌『路上』は150号をもって終刊の予定とある。早速、150号まで予約を入れることにしたのだった。

本日、その『路上145号』が届き、只今目を通しているところである。
中には、今年度より日本現代詩歌文学館(北上市)の新館長となった俳人の高野ムツオ氏の詠草22句も収められている。
書誌の内容もかなり充実しているようだ。
それにしても145号とは、よくぞここまで続けられたものだと、ただただ感心するばかりだ。

未だ嘗て一度も面識はないが、佐藤通雅先生は高校の大先輩であり、曲がり形にも、拙歌だが私も短歌に親しむ身、勿論名前は知っていた。
それが故に悔いは残る。
本来ならもっと以前から購読すべきところだが、今更ながら、後5刊、終刊までの購読予約を入れた次第である。


フォト短歌「浅葱の朝」  



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