エッセイコーナー
543.潔さ  2020年11月8日

成功者の教訓として、「絶対に諦めるな」「失敗とは諦めた時が失敗なんだ」などの金言をよく耳にする。
かく云う私も、そのことを肝に銘じながら日々を過ごしているつもりなの、だが・・・。
ただ、その格言も事と次第によりけり、対象次第によっては是非、正否が分かれるのではないだろうか。
と云うのは、
対象とするものが自称(?)の場合、自分自身に対することであるならばその格言は正しいと思う。
何らかの目標に向かってひたすら諦めることなく、粘りに粘ることによっていつかはその目標が現実のものになるかもしれない。勿論、必ず実現するとは限らないが、ただ、間違いなく云えることは、成功する人物は皆、立てた目標を決して諦めることをしない。

しかしながら一方で、対象とするものが自分以外、他称(?)の場合はどうだろうか。
諦めないことによって、相手方に多大な迷惑や損害を与えることもあり得る。
恋愛もまた然り。
「イヤだ、いやだ」と云う相手に対して、執拗なまでに迫ったり、追っかけ回したりするのは如何なものか。
昔は「押しの一手」と称して、好きな相手に執拗なまでに押しまくり、ことを成就させたと聞いたことがあるが、今はセクシュアルハラスメントとして立派な犯罪だ。
ただ、このセクハラについては、過剰な場合もあり、それによって成婚率が下がっていると感じる時もある。
その結果、少子化が進むのではないかと思う場合もある。

余談はさておき、事と次第によっては諦観も大事であり、「潔さ」も必要ではないかと私は思う。
今回のアメリカ大統領選挙の様子を目にし、耳にする度、そんなことが脳裏を過るのである。


フォト短歌「大河」  

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