エッセイコーナー
358.自治会決算日迫る  2019年2月11日

まもなく、自治会の決算日を迎える。
今月末で一旦締め、その3日後に監査があり、そのまた1週間後には総会が控えている為、資料を整え、全戸分の総会資料を全て手作りで作らなければならない。
兎にも角にも忙しい今日この頃。

決算日迄に、兎に角間に合わせなければならない。その為、一ヶ月前には確認の為のリハーサルとして、現時点での集計を出しておく必要がある。
当然領収書などは常日頃からしっかりと管理しており、間違いのないようにと都度エクセルに数値を打ち込んでは必ず確認している。
ただ、一番困るのは、領収書をポイと渡し、「後でいいから」と云ってさっさと帰る人がいる。これが一番やっかいで、忙しい最中に渡されるとすっかり忘れてしまったりするのである。
それでも注意深く、神経を集中しながら整理している、つもりだった。

自信を持って確認の為の集計に入ってみると、その自信はいっぺんに吹き飛んだ。
金額が合わない。それも現金が若干多いのである。勿論、足りないよりはいいとしても、それでもやはり納得が行く筈もない。
唖然、愕然、憮然としながら再三再四注意深く探ってみたが、どこがどう間違っているのか一向に見当がつかなかない。エクセルの計算式のどこかに不具合があるのではと思い、関数なども全て確認してみたが間違ってはいなかった。
まいった!
ここ数日間と云うもの、他のことが手に付かない。夜もまともに眠れない状態が続いていた。
まいった! 実にまいった・・・。

あーでもないこーでもないと、悩み始めてから丁度3日目の夜、寝不足からか、流石に睡魔に襲われ、一瞬にして深い眠りに入ってしまった、ように感じた。
するとどこからともなく、何かの気配を感じた。その瞬間、脳裏に浮かんだのは自治会主催の盆踊り大会の映像だった。
盆踊り大会ではビールやジュース、射的や綿飴など、若干の収益が上がる。

翌朝、事務所に着くなり、早速パソコンに電源を入れ、盆踊り大会のみの決算書を確認した。
案の定、盆踊り大会の売上の一部が、全体の集計表に計上されていなかったのだ。
いやはや、これで問題は解決である。
ここ数日間、もんもんとして、まるで抜け殻のように生気が抜けた状態だったが、次第に、全身がほてりはじめ、生気が戻り、活力が湧いてきたではないか。
「よかった!」「助かった!」これでゆっくりと寝れる。
それにしても、耳元でささやいてくれたのはいったい誰だったのだろうか……。


フォト短歌「自治会決算」  


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