エッセイコーナー
260.地震雲  2017年9月9日

昨日の夕方、事務所北側の窓ごしに見慣れぬ景色が目に飛び込んできた。
天気は雲一つない秋晴れの筈だったが、視線の先にはどす黒い雲が、もくもくとその存在を誇示していた。
うす気味の悪いその光景に、何かの先触れではないかと予感した。

今から9年前の2008年6月14日、岩手県南部の一関市厳美町祭畤地区を震源とする、マグニチュード7.2 、最大震度6強の直下型地震があった。祭畤大橋の倒壊や山腹の崩落、人的被害をもたらすなど非常に強い地震だった。
実はその前日の朝、6月だと云うのにまるで秋のような筋雲が西の空に広がっていた。
まるで大鷲、大鷹が翼を広げてこちらに襲ってくるかのような迫力ある景色だった。
愛犬を伴う朝の散歩の途中だったが、「何事もなければいいな」と犬に語りかけながらコンデジに収めた記憶がある。
翌日(6月14日午前9時少し前)、震源地方向から発生したものだと云うことが分かったのだった。

前述の、昨日の夕方に見たどす黒い雲の正体は定かではないが、その晩の午後10時23分、秋田県内陸南部を震源とするマグニチュード5.3、最大震度5強の強い地震があったが、確認された方向もやはりその震源地の方角であった。
これも単なる自然現象か、或いは太陽フレアの影響なのか、それとも水爆実験による地殻の変動が引き金になったものなのか……。


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