エッセイコーナー
589.子供は社会の宝、世の宝   2021年5月6日

5月5日の「こどもの日」に因み、人口に対する子供の割合などを確認できる人口推計が総務省から発表になった。
それによると15歳未満の人口は、総人口比でみると11.9%、2年前は12.1%と40年連続して下がっているとのこと。
欧米諸国など先進国の中では最低とのことだ。
都道府県別にみると、2年前の報告では東京都が若干増加、沖縄県が横ばいだが、他の45道府県は軒並み減っているとのことである。
では何故、それだけの少子化が進んでいるのだろうか。

考えられることは、教育費などの子供に対する養育費等の負担増はもとよりだが、日本は「摘出でない子」が少ないことから、当然と云えば当然だが婚姻率の低下があげられる。
厚労省によると婚姻に関する統計の、婚姻の年次推移表を確認すると、多少の増減はあるものの、「第2次婚姻ブーム」の昭和47年をピークに婚姻率はじりじりと下がっている。
その原因はどこにあるのだろうか。

昭和47年に制定された、セクシュアルハラスメント対策を盛り込んだ男女雇用機会均等法と、何某かの因果関係があるのだろうか。定かではないが、婚姻率減少の呼び水になったようにも思われる。
ただ、やはり婚姻率の低迷の原因として一番に考えられることは、経済力、生活力と云った経済的基盤の脆弱性にあると考えられる。
非正規雇用など、将来に対する不安が婚姻率の低下を生み、延いては少子化と云った負の連鎖、悪循環を生むと考えられる。

これからを考える上で、将来への不安を払拭することが何より重要だが、それにはなんと云っても、緊縮財政を見直す必要がある。
デフレ脱却を目指し、景気を好転させることによって将来への希望と安心感が生まれるのではないだろうか。それには国による大胆な財政刺激策が必要であり、その刺激によって民需は高まり、更なる好景気を生む。
そのことによって将来への不安が解消され、婚姻率は上がり、少子化対策になり得るのではないだろうか。


フォト短歌「津波の如し」



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