エッセイコーナー
634.開放型らせん水車発電  2021年10月22日

先日、ある用事で厳美地区の農道を走っていると、大きなオーガーマシンの様な物がぐるぐると回転しているのが目に留まった。らせん型の水力発電である。
一関市の照井土地改良区が管理する照井堰に設置されている。
照井堰の歴史は古く、平安時代、奥羽地方に平安を齎し、100年の栄華を誇った奥州藤原氏3代目領主、後に陸奥守となった北方の王者、藤原秀衡公の時代から約900年の時を経た今でも、岩手県南地方の圃場をしっかりと潤している。
水車形式は開放型らせん水車。水車の直径は2m。使用水量は最大1,346㎥/s。最大落差が2.34m。発電の最大出力が19.9kwとのこと。

この水力発電の有効性は再生可能エネルギーであることは勿論、水力を利用する為、落差溝毎に何基でも取り付け可能なことだ。況してや水は下流に流れることから、動力源の河水を消費することなく延々と利用出来る。
現在、10月31日の総選挙投票日に向け、各党が公約を掲げ、当選者確保にしのぎを削っている。その公約の中にはエネルギー問題が含まれているが、震災から10年、原発への依存度が年々高まっているように思える。放射能の危険性はもとより、トイレ無きマンションと同じく、放射性廃棄物の処分方法や最終処分地が未だに決まっていない。
原発に依存しない社会を目指す為にも、らせん型水車発電の様な安全で継続的なエネルギーの普及に、政府は更なる傾注を図るべきである。

選挙公約として各党とも全体的に積極財政を唱えている。コロナ禍の復興が優先課題だが、将来を見越して再生可能でクリーンなエネルギーへの投資を決して惜しむべきではない。財源は勿論国債だが、その前に、過去の誤った貨幣観を正すことが先決であると考える次第だ。
ごみ処理は水プラズマ
水が世の中を正しい方向に導き、明るい未来を築くのではないだろうか。

235.画期的な水力発電  2017年4月8日


フォト短歌「水エナジー」  


【らせん水車】らせん水車を利用した水力発電の取組み(日本工営)



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