エッセイコーナー
489.チャンスをもう一度  2020年5月28日

新型コロナの影響で多くの競技大会の中止や延期を余儀なくされた。
私が関わっている競技団体でも、4月に開催予定だった県大会、6月上旬に開催予定だった北海道・東北ブロック大会。
燃ゆる感動かごしま国体(中止が濃厚、6月上旬に決定?)の予選を兼ねた大会だが、何れも中止と決定した。
国体を目指す選手らにとっては如何許りか。心情を察するに余りある・・・。
若手の選手で、未だ現役を続けられる選手は未だしも、年齢的に今年で引退を考えていたと云う選手もいる。
それぞれ、選手たちにとっては今回の新型コロナの影響はあまりにも大きな衝撃であり、苦悩を余儀なくされたのではないだろうか。

先日、夏の甲子園大会の中止が決定した。
高校球児らにとっては、中止決定はあまりにも残酷であり、悲しい出来事であろう。
先日の某テレビ局の番組で、甲子園を目指す各高校の野球部員に対し、それぞれ各校の監督がテレビ越しで中止の決定を報告している映像が流れた。監督や球児らの心情を察すると胸が締め付けられる思いであった。
中止は已む無しとしても、それに代わる代替え案と云うか、もう一度チャンスを与えられないものだろうか。

例えば、来年の甲子園(コロナ収束が必須)で特別枠として、来年にはおそらく大学生や社会人になっているであろう現在の3年生を、特別枠として出場させられないものだろうか。
進学先の大学や専門学校、就職先の会社も理解を示してもらい、母校や高野連もそのことを理解し、考慮してくれないものだろうか。
勿論それは野球界ばかりではない。インターハイが中止となった陸上競技やサッカー、ラグビーやバスケット、バレーボール競技などなど、全体の理解と協力が必須だが、是非とも実現していただきたいと思う。


フォト短歌「うぐいすや」  


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