エッセイコーナー
230.歪なマグカップ  2017年2月14日

わが人生初の陶芸作品が完成した、いや、正しくは完成していた。
昨年の暮から通い始めた陶芸教室「陣の里」に、今年に入り3度目の手習いに訪れた。
玄関を開けると、正面に大きな作業机がある。
その机上の一角に見覚えのあるマグカップと皿がちょこんと置いてあった。
姿形は歪だが、紛れもなく我人生初の陶芸作品であった。
釉薬と焼き、若干の手直しに師匠の菅原さんの手が加わってはいるが、ほぼ私の手捏ねによるもの。愛着もひとしおである。

コーヒーの美味さを引き立てようと「口当たり」にこだわって作ったマグカップだが、帰り際に菅原さんがコーヒーを淹れてくれ、早速その口当たりを確かめたがなかなかの仕上がりだった。
勿論修正の余地は大ありだが、今後の課題と、創作意欲を掻き立てられたことは実に嬉しいことである。
本日の実技もまた、基本である粘土の練り方から始まったが、見るとやるとじゃ大違いだ。
菅原さんの手さばきを見るといとも簡単そうに見えるが、実際やってみるとなかなか上手くいかないのが現状である。

本日取り掛かった作品は達磨、紐練りを駆使して完成を目指すが、思った以上に難しそうだ。
当初の予定では書に押印する雅印や引首印を陶器で作りたかったが、如何せん時間が足りず、次回に持ち越すこととなった。
仕上がり、出来映えは兎も角として、練習なので失敗を恐れずに大胆な成形を心掛けたい。
因みに先月取り組んだ作品は未だ素焼き前、素焼き後に筆で自詠の短歌を書き込み、仕上げたいと思う。


フォト短歌「奏での響き」  

土は生きている>>


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