エッセイコーナー
339.無念にも  2018年11月20日

私が所属する地元短歌同好会游の会の代表、千葉利英さんが無念にも黄泉に旅立たれた。享年69。
あまりにも早いご逝去である。
葬儀及び告別式は本日だったが、私はどうしても時間の調整がつかず、結局は昨日のお通夜のみの出席となった。
読経後、僧侶のお話しでも紹介されたように、千葉さんは実に多才な方だった。短歌は勿論、写真やハーモニカ、特に剪画(切り絵)は日本一に輝いた実績を持っている。
私が営むトレーニングジムの壁面にも、千葉さんから頂戴した作品を今でも大切に飾っている。
座禅を組む僧侶の後ろ姿を描いた作品だが、そこには「あせらず、くらべず、あきらめず」と書き添えられている。

千葉さんは温厚で真面目、そして責任感の強い方だった。
今年7月、游の会のメンバーであり、岩手県歌人協会副会長の佐藤怡當(いあつ)先生ご家族による詩文集出版記念パーティーがあった。その席で千葉さんはハーモニカ演奏を2曲披露された。
その頃から体調がすぐれないご様子で、目眩がひどいと話しておられた。
「大丈夫ですか?」と尋ねると、「問題ないよ」と直ぐに返ってきたが、間もなくしてから岩手医大病院に入院されたとのことだった。返す返すも残念でならない。
トレーニングジムの壁面に掛けてある剪画を見る度、千葉さんのことを思い出し、「あせらず、くらべず、あきらめず」を肝に銘じながら今後の人生、悔いを残さぬよう精一杯生きていきたいと思う。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。


フォト短歌「利英さん」


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