エッセイコーナー
100.甘い果実「ポポ」 2014年9月24日

ポポの実が少しずつ熟し始め、そろそろ食べ頃を迎えている。
先日、とある番組でポポ(ポポー、ポーポー)を幻の果実として紹介があった。珍しさもあってか、かなりの高値で取引されているようだ。
確か4・5個入りで3000円ほどだったように記憶している。
「木になるカスタードクリーム」や、アメリカでは「アメリカン・カスタードアップル」などと紹介されているように、果実は実にクリーミーで美味しい。

原産は北米で、バンレイシ科の果実。寒さにも強く、病害虫による影響は殆ど無い非常に強い植物である。
食べ頃は、自然落下後数日経ち、香りが強くなった頃が良いと云われている。
母体樹でしっかりと完熟させ、自然落下の熟した実を口に入れると、芳醇な香りが口いっぱいに拡がり、南国のトロピカルな雰囲気がパアっと拡がってくる感じなのだ。

ただ、ポポは美味しさだけが魅力ではない。
栄養価もかなり高くて、ビタミンCは言うまでもないがミネラルや色んなアミノ酸が豊富に含まれている。
実に有難い果物なのだ。
我が家のポポの樹に実がつき始めたのは昨年から。苦節10年にして初の結実だったが、今年はかなりの数が生っている。
母体樹からもぎ取り、ガブっといってもいいが、自然落下までじっくりと待って、完熟ポポをガブっといきたい……。


 ポポの食べ方(参考)


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