エッセイコーナー
365.PPK何もしなけりゃNNK  2019年3月19日

先日の地元紙に、「PPK何もしなけりゃNNK」と題するコラムが載っていた。
PPKとは「ピンピンコロリ」の頭文字を取ったもの。また、NNKは「認知症、寝たきり、孤独死」の頭文字を取ったものだそうだ。
現在日本は高齢化社会と云われて久しいが、医学の劇的な進歩によって今後更に高齢化が進み、平均寿命を押し上げ、近い将来には三桁の大台にのるのではないだろうか。
しかしながら少子化対策は思うように進まず、このまま進めば分母が更に小さくなり、膨らむ分子をとても支えきれなくなる。年金制度や社会保障政策は極めて困難なものになることは必至だ。
国の社会保障政策への不満を吐露したいところだが、経済的側面や政策云々についてはまたの機会にすることにして、今回は老後の人生について少しばかり考えてみたい。

「人間は、生まれてきた瞬間から死に向かって歩いている」と瀬戸内寂聴大僧正が云われるように、命あるもの全てが、いつの日か必ずやその灯りが消える時を迎える。
その必然的で確証的な「死」を迎えるにあたり、理想的と云えるのが苦しむことなくころっと逝くこと、つまりピンピンコロリと逝くのが理想的である。しかしながらなかなかそう上手くはいかないもので、認知症や寝たきり、或いは孤独の中で命の灯りが消えることは十分に考えられよう。
そうならない為にも、KKKが大事だとコラムで述べている。
KKKとは、アメリカの白人至上主義団体、クー・クラックス・クランのことではなく、「筋肉、血管、気持」のことである。

筋肉を鍛え、栄養をしっかりと摂り、血管を丈夫にすることが肝要。また、何より「気持」が重要で、「病は気から」であり、気持を強く持つことによって病は近づいてこないと私は信じている。
「病気になるんじゃないか」などと心配すればするほど、病気になり易くなる。
たとえ病気になったとしても、そのことを忘れられるものやことを見つけ、それに集中することが大事で、そうすることによって知らぬ間に病気は治っていた、などと云う話をよく耳にする。

コラムでは、人生80年時代、90年時代をどう過ごすか、じっくり考える機会を持つ必要があると述べている。
マイナス思考ではなく、前向きに高齢化社会を捉え、高齢者の経験や知恵を活かした社会作りが、これからの日本を明るくできると述べている。
当コラムニストは藤本千二さんと云う方で、役所を退官後、福祉関係の仕事に就きながら奥さんと一緒に素敵な喫茶店を営んでいる。
その喫茶店は奥さんの手作りケーキが人気で、甘党の私は、その味と芸術的とも云える色合いやデコレートに魅了された一人である。

先週他界された及川和男先生を一度案内したことがあったが、「是非また来たい」とのことであったものの、なかなか時間の調整がつかず、結局先生をお連れできなかった。
そのことが今一番悔やまれてならない。
喫茶店の名前はTea Room「風 (FU~)」12月から3月迄の冬季間は閉店しているが、来月(4月)から開店するとのことである。

店 名:Tea Room「風 (FU~)」 道案内>>
住 所:岩手県一関市厳美町字下谷地152-11   
電 話:0191-39-2072
営業日:木・金・土曜日/第1・第3日曜日
営業時間:11:00~17:00
冬期休業:12月20日~3月31日


フォト短歌「進む路」 藤本千二  


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