エッセイコーナー
301.支援が支援を育む「支援の輪」  2018年4月12日          「風に立つライオン」を聴きながら>>

世の中には色んな人がいる。考え方の違い、性格の相違、人それぞれ、様々だ。
「自分の国さえ良ければあとはしったこっちゃない・・・」「俺さえ儲かればあとはどうなってもいい・・・」こんな人たちばかりでは、とても安心して生活などできる筈がない。ギスギスした人間関係から、啀み合い、やがて暴力へと発展し、更には殺し合いなど、国同士であれば戦争へとエスカレートする。

ただ、世の中、そう捨てたもんではない。彼らとは真逆の考え方の人間も多く存在する。
自分のこと以上に他者を思い、他人の幸せを願い、「世の為、人の為」にと一生懸命に奉仕活動や慈善活動、支援活動を展開し、奔走している人たちがいる。
その行動力たるやもの凄いものがある。
そう云う奇特な人たちがいるからこそ、世の中は何とか持ちこたえていると云っても過言ではないのではないだろうか。

また、そんな世の中の好循環を生む、奉仕活動や慈善活動に尽力する個人や団体を、更に、支え、応援しようとする人たち、団体も存在する。
歌手のさだまさしさんらが中心となって、慈善活動を展開する「風に立つライオン基金」もその一つである。
支援が支援を育む「支援の輪」がそこにはしっかりと根を張り、花を咲かせている。

「風に立つライオン基金」は現在、全国の高校生らが日頃から続けている“ささやかで偉大な活動”を応援すべく、「高校生ボランティア・アワード」と云うプロジェクトを展開している。
明日の日本を担う若人が、愛他的精神に満ちたボランティア精神の崇高な考えを持ち、世の為、人の為、社会の為にと、ささやかでもいいから行動することによって、日本の未来は益々輝きを増していくのではないだろうか。
そう云った高校生らを応援すべく、「風に立つライオン基金」は現在クラウドファンディングにチャレンジしている。

目標額は1000万円。
6月30日(土)午後11時迄に、目標額の1000万円に到達しなければ振り出しに戻り、0円となってしまう。
寄付の種類は一口3000円から100万円迄7種類のコースが用意されている。
長者の万灯もまた捨て難いが、やはり真心のこもった貧者の一灯の集まりが、闇夜の足元を明るく照らし、進むべき正しい方向へと導いてくれるのではないかと確信している。
「誰かの役に立ちたい」と云う健気な気持ち、志を抱きながら勇気を振り絞って実際の活動に結びつけ、懸命に頑張っている高校生らを、応援しようではないか。

風に立つライオン基金
高校生ボランティア・アワード(クラウドファンディング)
「まっさん」こと、さだまさしさんのオフィシャルブログ


フォト短歌「風とライオン」 フォト短歌「支援の輪」
 ↑「風の」ではなく「風に」の間違い

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