エッセイコーナー
7.自然と共に!  2008年11月24日

私の住んでいる一関市でも、白鳥への餌付けを自粛するよう市民に呼びかけているようだ。鳥インフルエンザの拡大を防止する目的のようだ。
今年4月に、青森県の十和田湖畔で鳥インフルエンザに感染した白鳥が見付かった、と報じられたのも記憶に新しい。
餌付けの自粛要請は北東北各地や宮城県でも、各市町村に対して自粛啓発を求めている。
白鳥の飛来は冬の風物詩として市民に親しまれて来た。ちょっと残念に思うのだが「致し方なし」と言うところだろう。もし、新種の鳥インフルエンザが蔓延したならば、日本の全人口の0.5%(約60万人)がその犠牲者になるだろうと、専門家が見解を出している。

もし、万が一蔓延でもしようものなら大変な事態になる。日本中がパニック状態に陥るに違いない。
ダスティンホフマン主演のアウトブレイクの場面が思い浮かぶ。新種のウイルスに効果を発揮するものがないものだろうか。勿論、研究機関では当然実験しているんだろう。光触媒や白金触媒もその1つと聞いている。
医学が進歩しているとは言え、未知のウィルスや病原体が生態系の変化によって表われてくるのだろう。地球温暖化もその大きな要因の1つではないだろうか。その原因を作り出しているのも、我々人間の傲慢で身勝手な欲望の結果に他ならない。

便利さを追求するあまり、その副産物として自然に対し「害」を撒き散らし、美食を求め過ぎるあまり、資源の枯渇を産み、収集の欲求を満たそうと輸入禁止の生き物を手に入れ、自然の生態系を乱している。
これも全て、我々人間の身勝手な欲望がそうさせているのではないだろうか。
渡り鳥に「餌付け」をする事が決して傲慢だとは思わないが、「自然の姿」とも思えない。人間が興味本意や親切心で餌を与えなければ、鳥達は自ずと餌のある場所を目指して旅を続けるだろう。それが自然の営みではないだろうか。それが本来の姿なのではないだろうか。
親切心で餌を与えるのではなく、暖かく見守ってやる事が本来のあり方、本当の優しさではないだろうか。
「自然と共に生きる」事を、そろそろ真剣に見直さなければいけない時期にきているのではないだろうか。・・・

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