エッセイコーナー
438.息子の挙式  2019年12月9日

12月6日から8日迄、二泊三日で東京に行ってきた。
息子の結婚式(12月7日)の為である。
式場は港区海岸のホテルインターコンチネンタル東京ベイ。レインボーブリッジを目の前に、東京湾を一望できる眺望抜群の会場であった。
挙式はホテルのチャペルで午後4時45分開式。オルガンとチェロの生演奏で迎えられた。

式が始まると専属のオペラ歌手数名による賛美歌が会場に響き渡り、温かく包み込んでくれた。
完璧なまでの歌唱力とその声量は心の琴線を深く深く揺さぶり、そして温厚で実に温かみのある神父の仲裁により、式は優雅に、そして厳粛に進められた。
その後6階のオーシャンビューテラスに移動し、午後5時45分より披露宴が始まった。

12月の日没は早い。既に日が沈み、レインボーブリッジや東京湾岸に屹立するビル群の灯りが、海面を照らし、一段と輝きを増すなかで披露宴は始まった。
当初は、一眼レフ持参の予定だったが、お嫁さんのご親戚や息子の上司、先輩方への挨拶もあり、写真を撮る暇がなかろうとの判断から、持参しなかったことを実は後悔したのだった。

ちょうど宴会が盛り上がった頃、レインボーブリッジ付近から大きな花火が数発上がった。その光景は得も言われぬ美しさで、会場の皆もその美しさに酔いしれ、大いに盛り上がったのだった。
本来ならじっくりと飲み食べたいところだったが、如何せん最後のお仕事、両家を代表しての挨拶が待っていた。
宴会の終盤が近づくにつれ、若干の緊張を覚えつつ、とうとうクライマックスがやってきた。
息子らからの親に対する感謝の言葉を聞くにつれ、「絶対に泣くまい」と自分に云い聞かせていたものだったが、致し方なし・・・。その感情と衝動を抑えつつも、どうにかこうにか無事に、責任を果たすことができたのだった。


フォト短歌「めでたい」

香港側での挙式の様子など>>


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