エッセイコーナー
666.救える命「いじめ撲滅」  2022年2月14日

2月13日、北海道旭川市内に住む当時中学2年生の女の子が1年前の昨日、自宅から疾走して40日後の3月23日に公園で発見された。
旭川の2月は氷点下10度を下回る日はざらにある。
そんな酷寒のなか、当時14歳の爽彩ちゃん(中学2年)は雪氷の中で40日間、凍ったまま冷たくなっていた。
上級生らの執拗なまでのイジメに耐えかね、自ら命を絶ったものとみられている。
そのイジメに対して、母親や本人が何度も学校や旭川市教育委員会に相談したそうだが、担任や教頭はイジメと認めることはなかった。

更には学校側の隠蔽が囁かれている。
当初、旭川市教育委員会による第三者委員会が昨年5月に立ち上げられ、イジメがあったか否か、昨年の11月には最終報告を受けることになっていたようだが、今年の2月になっても未だに解決に至ってはいないようだ。
旭川市ではこのイジメ問題を重く受け止め、教育委員会とは別に、情報が市長に届く「いじめ防止組織」の検討が始まったとのこと。
旭川のみならず、全国の自治体でも早急に検討すべきである。

また、悲しくも、同じ昨年の2月、山形県でも13歳の少女が登校生徒の前で校舎4階から飛び降り、自殺した悲しい出来事があった。
イジメの問題はどこにでもあり、何度も繰り返される。
ゼロにすることは難しいかもしれないが、少しでもゼロに近づけることを目指し、我々大人も含め、国民全体で取り組む必要があるのではないだろうか。
また、イジメ防止の為にも、各学校にイジメを監視する専門員の配置が必要である。
今の教職員のみでは、雑務に追われ、対応は難しいだろう。一刻も早い専門員の配置を期待したい。

酷く悲しいイジメを無くし、子供たちの尊い命を守る為に、心ある人達が立ち上がって運動を起こしている。
その中のひとり、人材育成家で慈善活動家の加藤秀視氏が100万人の署名活動を展開している。
100万人の署名を持って政治や行政に働きかけることにより、今迄のような生ぬるいイジメ対策が一変するものと期待できる。子供たちのみならず、我々大人たちが全員一眼となって、真剣に子供のイジメ問題に向き合う必要があるのではないだろうか。

日本国憲法 第16条「請願法」に基づいた【100万人の署名活動】


フォト短歌「冷えつ」  
  櫻井様 楽曲の公開、本当に嬉しく思います。この曲には底知れないエナジーを感じます。多くの人たちがこの曲に励まされ、救われています。
この場をお借りし、心より感謝申し上げます。
 

いじめ防止対策推進法


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