エッセイコーナー
178.息子の初上梓  2016年3月19日

息子の本が届いた。正確には共同研究者の川田裕貴君との共同制作であり、小説やエッセイの類の文芸書ではない。
独自CPU開発で学ぶコンピュータのしくみ』という440ページの専門書だ。
本の内容については、独自アーキテクチャのCPUを開発し、そのCPUをFPGA上に実装し、更にはそのCPUのためのgccとbinutilsの移植方法について解説しているとのこと。

経済産業省所管の独立行政法人情報処理推進機構が主催する事業に、「未踏」という事業がある。
この事業は、若手技術者(学生含む)を対象として、突出したIT人材の発掘と育成を目的としており、審査により採用された若手クリエーターに研究資金を提供し、育てることを目的としている。
息子らは4・5年前(筑波大学在学中)、「Open Design Computer Project」と名付けたプロジェクトを立ち上げ、当事業の採用審査に見事合格した。
与えられた1年間(実質7ヶ月間)の研究期限の間、未知なる分野を切り開くべく研究に没頭した。
試行錯誤の末、モバイル機器に特化したプロセッサアーキテクチャを新たに開発し、そのプロセッサを利用したコンピュータシステムを実現させ、開発環境も構築した。

その結果、見事にスーパークリエーターの名誉を授かった。
当年度にスーパークリエーターの称号を授与されたのは僅かに6名。そのうちの2名が彼らだった。
大学卒業時はその実績が評価され、筑波大学長賞表彰の名誉を受けた。
以前から専門の出版社(秀和システム)より出版の話があったようだが、学生だったこともあり、なかなか時間の折り合いがつかず、今迄のびのびになっていたようだ。

息子らの著作とあって、我が家に到着後早速ページをめくってみたが、やはりアナログおやじにはチンプンカンプンである。ただでさえ近くが見えづらくなってきていると云うのに、ましてや専門用語の多さにはとてもついてはいかれない。
もし興味があってチンプンカンプンではないと云う方は、是非とも手にとってご覧頂き、参考にして頂きたい。

独自CPU開発で学ぶコンピュータのしくみ>>


 


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