エッセイコーナー
819.日本現代詩歌文学館 「短歌実作講座」2023‐1  2023年6月1日

昨日、短歌実作講座を受講すべく北上市本石町の日本現代詩歌文学館を訪れた。
講師はコスモス短歌会所属の小島ゆかり先生。
今後7月迄、3回にわたる短歌実作講座が開かれる。
講座の内容は、注目される歌人の作品を取り上げ、解説することから始まる。
今回取り上げたのは第20回筑紫歌壇賞受賞作の武藤嘉哉歌集『春の幾何学』作品抄12首。
小島先生による、英明で周密精到な解説が展開された後、我々受講者が前もって提出していた2首を添削、寸評を頂戴すると云った内容で進められた。

5年程前迄、当時の館長だった篠浩先生(故)の講座進行を踏襲するスタイルで行われたが、一つ違う点があった。
篠浩先生当時の進め方は、我々受講者はただ聞くばかりだったが、最初に受講者が自分の作品を読み上げてから、小島ゆかり先生の寸評が入る流れで進められた。
そんなこととはつゆ知らず、いの一番に提出していた為か、私の拙歌が一番最初だった。
正直に云うと、どんな短歌を提出していたかもすっかり忘れていた為、泡を食った次第である。
難解な漢字を用いていなかったことに安堵しながらも、無事に自分の番が終了したのだった。
有り難いことに、2首ともに特段の直しもなく、小島先生の柔和なお人柄が滲み出る表現とともに、明敏犀利な講評を頂戴したのだった。
以前にも書いたと思うが、最近は特にマンネリ化している歌作だが、初心に帰り、精進していきたいものである。


フォト短歌「追悼・篠弘先生」

私の提出歌一首目






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