エッセイコーナー
303.お田植え  2018年5月15日

従兄弟らの加勢を仰ぎながら、今年も無事にお田植えが終わった。
毎年のことだが、冬眠から醒め、春が近づいてくると、はてさて今年はどうしようか。
やるべきかやらざるべきかと迷い始めて久しいが、知らず知らずのうちに身体が動いている、と云うのが実態である。
そうは云いつつも、春の一大イベントであるお田植えが終わると、ほっと一息。安堵の胸を撫で下ろすのである。
しかしながらそれも束の間である。今後も色んな作業が待ち構えており、気合を入れ直す必要があるのだ。
朝な夕な、日に日に雑草は勢いを増し、勢力を拡大しつつある。今年は例年よりも伸びるのが早いように思う。
痛む膝や腰を庇いながらも、今後は雑草との格闘が始まるのである。

清貧の歌人、橘曙覧の『独楽吟』の一首、
「たのしみは艸(くさ)のいほりの筵敷きひとりこころを静めをるとき」

橘曙覧を見習い、心を静めながら、雑草と語り合える余裕を持ちたいと思うのだが・・・。


フォト短歌「早苗」  


≪return    Tweet   
 スポンサード リンク (Sponsored Link)