エッセイコーナー
4.猥褻(わいせつ)とは何ぞや!!  2008年2月15日

JR東日本のポスター掲示拒否問題で一躍有名になった岩手県奥州市水沢区の黒石寺蘇民祭が、今度は岩手県警による「公然わいせつ罪」の警告を受けて、再び注目を浴びた。
元来、このお祭りは1000年以上も前から、つい最近まで男衆が全裸で行っていたのだが、年々女性観光客が増えた為か最近では「ふんどし」のみの下帯姿になったようだ。

しかしながら本来、神聖な儀式である為、産まれたまんまの清らかな(?)姿で行うのが本来であり、全裸でやるのが長年の慣わしだった。
その為、世話人のみが全裸を許されていたのが、その世話人へも「公然わいせつ罪」に当たるとして、岩手県警が措置を取ろうとしたのが今回の問題である。もっとも、県警の本当の「狙い」は、近年、露出目的の参加者が増えてきている為に、それらの取り締まりが目的のようだが、その線引きは難しいところだろう。

そもそも、「猥褻(わいせつ)」の定義とは、社会通念に照らして性的に逸脱した状態のことをいい、法的概念としては、「いたずらに性欲を興奮又は刺激させ、かつ普通人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的道義観念に反する」と定義されている。
公然わいせつ罪の刑事罰に関していうと、刑法174条では「公然とわいせつな行為をした者は、6ヶ月以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する」とある。

そもそも今回のようなお祭りで「いたずらに性欲を興奮又は刺激させ、かつ普通人・・・」のわいせつ行為に該当するならば、大勢の見物客の面前での行為として、「公然わいせつ罪」に当たるだろう。
しかしながら、1000年以上も前から続いている伝統ある祭事を「時代が変わったんだ」の一言で済まして良いものだろうか。  
私はそうは思わない。

悪しき文化ならまだしも、「神聖」な文化はいついつまでも「本来の姿」で残すべきだと思っている。
決して観光を目的とした祭事では無い筈だ。
厄を払い、豊穣をもたらす本来の目的を忘れずに、未来永劫その文化を継承してもらいたいものだ。その為にも、観光客への規制が必要ではあるまいか。
例えば、極端ではあるが「女人禁制」にするのも1つの案である。
もっとも、同姓でも性的興奮をおぼえる人たちもいるようだが、・・・

いずれにしても、今回の岩手県警の過敏な対応しかり、志布志事件の鳩山法務大臣の「冤罪とは言わない」発言にしろ、法を司る立場の人たちの、法への解釈がちょっとおかしんちゃうか~! 
「冤罪と言う意味不明瞭な文言は今後使わないようにする」との大臣発言だったが、「無実の罪」と言う極々明瞭な意味がある筈なんだが・・・。
ちょっと主題から逸れたけれども、来年の2月13日は、是非とも私の下帯姿をご披露したいと考えている。それまでに、胸毛と無精ひげを綺麗さっぱり落とさないといけないかな~。 

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