エッセイコーナー
444.令和元年を振り返って  2019年12月30日

令和元年もあと残すところ一日のみとなった。
今年一年も世の中では色々な出来事があった。
小惑星探査機「はやぶさ2」による小惑星リュウグウへの着陸成功や、ブラックホールの撮影に成功。皇位継承による新天皇の即位、それに伴い新元号「令和」の時代が始まった。

事件や災害では、京都アニメーションの放火事件や首里城の火災消失。超大型台風19号などによる甚大な被害。
海外に目を向けると、オーストラリアニューサウスウェールズ州の大規模な山林火災(12月30日現在未だ沈下せず)、米国カリフォルニア州でも大規模な山林火災があった。
森林火災の増加は地球温暖化が原因との専門家による声が聞こえてくる。
また、香港では、「逃亡犯条例」改正問題に端を発し、民主化を目指す良民による大規模なデモが今尚続いている。
高校生が警官の発砲を受けて重症を負うなど、過激さを増すばかりだ。
1989年6月、北京の天安門前で起きた六四天安門事件(第2次天安門事件)が想起される。さらなる過激さ、冷徹さを生まないことを只々願うばかりである。

一方、個人的な出来事では、息子の良縁のお陰により香港の夜景を堪能することが出来たことや、東京での挙式及び披露宴では至高の喜び、感動を味わえたこと。
また、先月21日に盛岡市で行われた岩手県体育協会の賞典(授賞式)に、功労賞受賞者として出席したこと。その時に、中学時代の恩師と40数年ぶりの再会が叶ったことなど、喜びや感動も多かった。
しかしながら嬉しいこと、目出度いことばかりではなかった。

今月の初めには叔父の他界、3月には師と仰ぐ及川和男先生の逝去があり、悲しい出来事もあった。
あと30時間あまりでゆく年くる年、新たな年、令和2年を迎える除夜の鐘が鳴り渡る。
今年一年の無病息災と安寧を感謝するとともに、新たな年の無病息災、家内安全の祈願をしに、息子ら夫婦と共に毛越寺に参拝し、道真公を祀る地元の菅原神社にお詣りするとともに、自宅裏山に鎮座する氏神様にお詣りをしたいと思う。


フォト短歌「大晦日」  


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