エッセイコーナー
631.40余年ぶりの再会  2021年10月13日

いや、昨日は実にビックリした。
今から40数年前、北海道の牧場で一緒に汗を流した人物が突然私の事務所に現れた。
若かりし頃、私は酪農に興味を持っており、是非とも酪農家で実際に体験してみたいと思っていた。
当時、北海道江別市にある大学の獣医学部に通う高校らいの友人がいた。その友人に、何処か酪農を体験させてくれそうなところはないかと相談を持ちかけていた。
そこで紹介されたのが同じ江別市内の山田牧場だったが、そこを友人に紹介してくれたのが昨日、40数年ぶりに会った人物である。

年賀状のやり取りは今でも続いており、写真などでそれなりに人物像は掴んでいたつもりだったが、実際40数年ぶりに本人を目の前にすると、流石になかなか判断はつかなかった。
挨拶を交わし、色々話しているうちに、走馬灯のように当時の情景が目に浮かんできた。懐かしい、実に懐かしい。
彼は今年の3月迄北海道の高校で教壇に立っていたが、定年を機に、沖縄渡航を決断したとのことである。
移動手段は車中泊使用の大きなワゴン車。日本全国を観光しながら沖縄に向かうのだろう。
実に羨ましい。

私もいつかは「車で一人旅を」と思いながら暫く経つが、仕事の関係上なかなかその夢は叶いそうにない。
去り際に、自家製のベリージャムを置いていったが、これがまた、甘さや酸味のバランスが丁度良く、実に美味しい。
甘党の私にとっては何よりの戴き物である。
今朝、ご近所さんから戴いた「雁月」に早速たっぷりと掛けて頬張ったが、この上のない幸福感、こよないの満足感に浸ることが出来たのだった。
それになんと云っても、最近目の疲れが取れずにいたが、アントシアニンの効果も期待できそうである。


フォト短歌「ベリーと雁月」



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