エッセイコーナー
361.第40回中尊寺西行祭短歌大会の打ち合わせ  2019年2月22日

昨日、一関文化センターを会場に、4月29日開催の第40回西行祭短歌大会の打ち合わせが行われた。
一関近郊の歌会から代表者7名、主催者側の中尊寺から担当者2名、計9名の実行委員が集まり、前年度の会計報告から始まり、役割分担などを話し合った。
西行法師は、平安時代2度も平泉を訪れ、草庵を結び、平泉近郊の山野を散策しながら吟詠に努めた。
その頃の代表歌が、
「きゝもせず 束稲やまのさくら花 よし野のほかに かゝるべしとは」

2度目の来泉は1186年(文治2年6月)、老境の69歳、老骨に鞭打ちながらも、友の藤原秀衡公の危機を案じて平泉に訪れたと云われている。
その時の和歌が、
「年たけて またこゆべしと 思いきや 命なりけり 佐夜の中山」

中尊寺西行祭短歌大会は、その西行法師を偲び、世界遺産中尊寺の本堂を会場に開かれる全国規模の短歌大会である。
毎年4月29日を期日として、法師を偲ぶ追善法要の後、選者の記念講演が始まる。
今年の選者には日本歌人クラブ名誉会員、同東北ブロック参与の高貝次郎先生を招いて行われる。
大会当日の私の役割は司会と選者の送迎。例年受付係を担当していたが、今年は慣れない仕事に悪戦苦闘しそうである。

尚、投稿の締切は3月10日(当日消印有効)。ご興味のある方は応募してみては如何だろうか。

問合せ先:〒029-4102 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
           関山 中尊寺事務局 ℡0191-46-2211


フォト短歌「背な」  


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