エッセイコーナー
312.「べろんべろん」いや「ぐでんぐでん」  2018年7月14日

最近は草刈り作業に追われ、「へとへと」で「くたくた」だ。
できれば露天の湯にでも浸かりながら「のんびり」と「ゆったり」したいものだ。
ひとっ風呂浴びた後、エアコンの効いたところでキンキンに冷えたビールを片手に、甘みが絶妙でしかも上品な塩味の効いた焼き鳥を頬張り、「べろんべろん」いや、「ぐでんぐでん」に酔っ払い、嫌なことをすっかり忘れる迄呑みたいものだ。もっとも、嫌なことなど殆どない。いや、感じないと云った方が正しいのかもしれない。

冒頭でオノマトペを連呼し、期待を含めた願望を述べたが、昨夜自宅に戻ってみると、幼友達から著書が届いていた。
くらべてわかるオノマトペ」と云う本だ。何やら面白そうなタイトルである。
著者は明治大学文学部教授の小野正弘氏。オノマトペ研究の(擬音語、擬態語、擬声語、擬情語、擬容語)のエキスパートである。
擬音語・擬態語4500 日本語オノマトペ辞典』(小学館)や『オノマトペがあるから日本語は楽しい:擬音語・擬態語の豊かな世界』(平凡社新書)、『NHKカルチャーラジオ詩歌を楽しむ:オノマトペと詩歌のすてきな関係』(NHK出版)、『感じる言葉オノマトペ』(角川学芸出版)、また、国語の授業では欠かせない辞書、『三省堂現代新国語辞典 第5版』では主席編集員を務めている。オノマトペを中心に多くの著作を世に出している国語学者である。

今年の9月22日(土)には、出身地である岩手県一関市に於いて、一関・文学の蔵30年記念行事として彼の記念講演が計画されている。
会場はいちのせき文学の蔵がある「世嬉の一酒造のクラストン(石蔵ホール)」午後2時から講演(無料)が始まる。
演題は“日本語の魅力再発見”その後、希望者による交流会(会費3000円)が予定されている。

世嬉の一酒造と云えば、来る8月4日(土)、吉田類さんら4名のゲストが一関を訪れ、トークショーが予定されている。
昨年もちょうどその頃、一関シネプラザを会場に、吉田類さん主演の映画上映の後、大相撲元幕内力士敷島の浦風親方と偏愛系フードライターの小石原はるかさんを含む3名のトークショーがあり、大いに盛り上がった。
今年はそれに、女性版酒場放浪記の倉本康子さんが加わるとのこと。さらなる盛り上がりが期待される。

今回会場に入れるのは50名のみとのこと。前売り券を購入する必要がある。会費は1万円とちょっと高いように思うかもしれないが、飲み放題含みの金額だそうだ。
吉田類さんの大のファン(類さんの俳句が実にいい)である私も、昨年に続きトークを聞きに、本日早速前売り券を購入しに一関駅前の一BA(いちば)を訪れた。今回は高校らいの友人(新聞社編集員)と参加することになった。
昨年は吉田類さんからサインを頂戴した際に、咄嗟に出したのが手に持っていた扇子だった。しかしながらその扇子は100円均一で購入した代物だった。あまりにも失礼なので今回は300円で購入した扇子を持参したい。

フォト短歌「オノマトペ」 フォト短歌「吉田類サイン」


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