エッセイコーナー
777.感動!ポツンと一軒家「橋本家」の巻  2023年1月30日

昨夜のポツンと一軒家も実に感動的だった。
親の介護もあり、30年間勤めた警察を退官し、3代続いた水田を守る為にポツンと一軒家を継いだとのこと。
取材時はサウナと和室を増築中だった。
それに、なんと露天風呂もあり、就職を控えた大学4年生の甥っ子が警察に内定したことを報告に訪れ、一緒に気持ちよさそうに入っていた。
春になれば田植え前の鏡田に月のおぼろげな光りを放ちまがら、田毎の月となって心と目を癒やしてくれるに違いない。
実に羨ましい光景である。

また、母屋には囲炉裏があって、櫓通しに自在鉤、奥の戸棚にはウイスキーやら日本酒やら、ずらりと酒瓶が所狭しと並んでいた。
ポツンと一軒家の家主は53歳独身男性。
私も人のことは云えないが、是非ともこの番組を機に良縁を得ることを願ってやまない。

自宅の裏にはかなり大き目な溜池がある。父親が一人で造成したとのことだ。
また、庭の片隅には井戸があり、それも父親が一人でスコップと鶴嘴で掘ったのだそうだ。凄い!
家主の橋本氏は警官を退官後、自宅前に広がる水田でコシヒカリを作付しているとのこと。
父親が造った溜池には湧水が流れ込み、その清らかな水によってすくすくと育った苗は、やがて出穂期を迎え、実りの秋には黄金色が一面に輝くだろう。秋風が吹く度に、「からから」と刈り取り時を知らせてくれるのではないだろうか。
取材時は和室とサウナの増築途中だったが、是非とも完成後に再び取材に訪れていただきたものである。


フォト短歌「哀歌」


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