エッセイコーナー
690.一関・文学の蔵『ふみくら6号』発刊に向けて  2022年5月10日

昨日、新刊『ふみくら6号』のゲラ刷りを確認すべく、一関・文学の蔵の畠中祥夫会長と一関プリント社を訪れた。
内容は「一関と民芸・アート」を特集に5篇、エッセイ・随筆を7篇、短歌16首(2名)、俳句8句(1名)以外に、文芸コンクール等に入選した地元の高校生(一関一高)らによる小説や詩歌を含む約106頁。
最終的には100頁程度に収まりそうだ。

今号は「一関と民芸・アート」をメインテーマとして、南部神楽などの伝承芸能や寺院の鐘楼に纏わる話。
一関市在住の陶芸家や一関との関わり深い沖縄県在住の染織家の寄稿。
版画家棟方志功の逸話など、令和3年10月29日(金)から 12月5日(日)迄、一関市博物館で開かれた「棟方志功展」を通して、一関との関わりなどの寄稿文を掲載することになった。

また、今から34年程前、政令指定都市の仙台市に先んじ、東北以北では最大規模の合唱祭を一関で開催すべく、尽力された苦労話は、今後一関を拠点とするイベントの企画立案の折、後進に引き継がれるべき良き手引書として残したい稿である。因みに平成2年8月25日開催の東日本合唱祭では、一関文化センターの大ホールが超満員のなか、成功裡に幕を閉じたとのこと。
同じ地域に住み、同じ空の下で暮らしてきたにも係わらず、今迄気付かずにいた身近な文化や歴史に触れ、感動と喜悦を禁じ得ない。

ふみくら6号』の発刊予定は5月27日頃。29日に世嬉の一で行われる一関・文学の蔵世話人会の折、関係者への発送準備や、各書店での発売に向けて準備に取り掛かる予定である。


フォト短歌「ムジナ」  


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