エッセイコーナー
821.『ふみくら第7号』刊行のお知らせ  2023年6月13日

一関・文学の蔵刊行の『ふみくら7号』が昨日より地元の書店などで販売を始めた。
以前のブログでもお知らせしたように、今号は「一関の自然と食文化」をメインテーマに、一関と自然を4篇、一関と食文化を5篇、当地一関市出身の誇れる先達の逸話など随筆5篇、俳句8句、短歌8首、川柳11首。
他に、地元の高校生らによる文芸コンクール入選作の小説や詩歌。

当一関・文学の蔵世話人の千葉万美子(作家)さんによる、一関市立図書館主催の随筆講座受講者10名の稿が寄せられ、バラエティーに富む116頁の充実した内容で仕上がったと思う。
取り扱い店は(株)北上書房、(株)さわや書店、日野屋ブックセンター、小原書店、一BA(いちば)、一関市役所売店、当「いちのせき文学の蔵」、世嬉の一酒造の売店でも取り扱っている。
定価800円(消費税込み)

目 次
◆扉のことば             会長 畠中 祥夫  (一関・文学の蔵会長 前富士大学教授・元一関一高校長)
※特集 一関の自然と食文化
 ◆一関と自然
  祭畤山への想・二十有余年            伊藤 久雄(いとう脳神経内科院長)
  須川高原・環境のネットワーク          熊谷 隆(NPO法人・須川の自然を考える会 代表)
  自然との共生 ー久保川イーハトーブ世界ー    千坂 げんぽう(久保川イーハトーブ自然再生研究所 所長)
  一関地方の植物と昆虫生物多様性         佐藤 良平(久保川イーハトーブ自然再生研究所 主任研究員)
 ◆一関と食文化    
  一関のソウルフード「もち」           佐藤 晄僖(一関・文学の蔵副会長・館長)
  愛の目で一関を見る               豊村 薫(料理作家・国際中医薬膳師)
  美味しい一関をつなぐ              小野寺 嘉奈(一関市役所職員  )
  カクテル ー内にも知らぬ楽しみがあるー     長谷川 蓉子(bar accomplice オーナーバーテンダー
                                 イベントコンサルタント)
  菜の花に思いをよせて              伊東 庚子(「てご社」代表)
◆エッセー・随筆 その一
  粟野健次郎先生顕彰               佐々木 昭治(粟野健次郎顕彰会 副会)   
  故郷を偲ぶ作品 一佐藤紫雲筆<小禽図>からー   秋山 寛(元松戸市教育委員会社会教育課)
  「面白きこと」に気付けるか           千葉 椎奈(一関市出身 学芸員)
◆俳句 
  緑立つ (8句)                 佐々木 邦世(一関俳句協会/平泉たばしね吟社)
◆短歌 
  南瓜スープ (8首)               斎藤 のり子(一関地方短歌会副会長/コスモス所属)
◆川柳
  11名 (11首)                 かわさき川柳同好会
◆学生作品(文芸コンクール等入選作品)
  短歌  (7首)                 千葉 真桜
  詩    ボーダーライン            藤野 胡花
  児童小説 みゆの勇気              菅野 汐那
  小説   双六兄弟               田中 巳里
◆エッセー・随筆 その二
  堀越千代 堀越高校の創設者           佐藤 竜一
  大谷選手・言葉の力と随筆講座          千葉 万美子
◆随筆講座作品
  肩が痛い                    阿部 和子
  あの日から                   阿部 ひろみ
  夜の訪問者                   伊師 正男
  親と子                     遠藤 砂江子
  お掃除おばさん ピカピカ日記          遠藤 展子
  ビタミン                    小野寺 香世
  北上川のほとりで                小野寺 ヨシ子
  日本と台湾その違い               ジャスミン
  吾輩は猫が苦手である              嶋沙 知子
  白木蓮                     高橋 美和子
◆文学の蔵ものがたり◆                 及川 和男 編(故人 一関・文学の蔵前会長)
◆編集を終えて                   伊藤 英伸(一関・文学の蔵編集委員)
 表紙絵  「菜の花畑」                三浦 りん
 カット                        佐藤 範子


追記
父の逝去から一週間が過ぎた。
父は数えで93歳。天寿を全うしたと思う。
覚悟は出来ていたが、流石に目の当たりにするとつらいものである。
2年半程前、コロナ禍のもと介護施設に入所して以来、面会もままならなかった。
先月上旬より、コロナの5類移行に伴い徐々に面会の条件が緩和され、先日から初めて入所室での面会が可能になったことから、先週末に面会する予定だった。返す返すも残念である。

「栄養が取れなくなってきたようです」と施設から連絡を受けたのは2ヶ月程前。丁度農繁期の多忙な時だったが、お田植えが無事に終わり、畦畔やのり面等、一巡目の草刈がもう直ぐで終わりそうなところへの凶報だった。
おそらく父はそのことを気遣い、今まで耐えてきたのではないだろうか。
後は3日程かかりそうな残り分の草刈りだが、意外とスムーズに進み、無事に終わったのだった。


フォト短歌「夏草刈り」  


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