エッセイコーナー
575.最強の敵を ボンパイエ!  2021年3月2日

私がトレーニングを本格的に始めたのは、肉体的な強化のみならず、「精神的にも強くなりたい」と云う一心からだ。
子供の頃に観たスティーブリーブス主演の映画「ヘラクレス」を皮切りに、当時ゴールデンタイムに放送されたプロレスにのめり込み、憧れたものだった。
プロレスのテレビ中継が始まると、宿題などはほったらかして、手に汗握りながら夢中になってテレビに噛り付いたものである。

また、地元でプロレス団体の興行がある度に、父に強請(ねだ)ってはよく見に行ったものだ。
当時は全日本プロレスを初め、新日本プロレスや国際プロレスなど、ゴールデンタイムの放送でお茶の間を沸かせたものだが、いつしか放送されなくなり、非常に寂しく思ったものである。
私にとってプロレスの魅力は、単に強さや、闘争心、迫力だけではない。
殴られ、蹴られ、かなりのダメージを受けても、必死に耐え抜く肉体的な強さ、いや、それ以上に、耐え抜く精神の強さに大いに魅力を感じたものだ。

なかでも特に、アントニオ猪木選手の並外れた身体能力や精神力の強さに、畏敬の念を抱きながら観戦したものである。
逆境をバネに、苦境を乗り越えたところに勝利がある。
その耐える姿、男の美学に、私は今まで何度救われたことか・・・。
その猪木さんが今、最強の敵と戦い、窮地に立たされているとのこと。
必ずやその最強の敵に勝利し、復活することをただただ祈るばかりである。

猪木ガンバレ! 猪木ボンパイエ!
猪木さん、頑張ってください。


 



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