エッセイコーナー
396.ジリ貧解消なるか  2019年7月22日

本日、一関文化センター会議室を会場に、中尊寺西行祭短歌大会の実行委員会が開かれた。
来年開催の第41回西行祭短歌大会の日程や内容についての会議だが、来年度より内容が大幅に変わりそうだ。
今迄は4月29日が開催日と決まっていたが、今年4月29日の第40回中尊寺西行祭短歌大会では、10日間の大型連休と重なり、会場の中尊寺はとてつもない人数の参拝客で賑わった。その為駐車場の空きがなく、結局大会には出席できずに帰られた方がいたくらいであった。そんな状況を踏まえ、開催日を平日に変更する案が中尊寺の担当者より提示された。

また、これまでは午前から午後まで丸一日がかりだったが、午後に始まり、西行法師追善法要を含め約3時間に短縮する案が提示された。それら以外には選者の選定に時間が割かれた。いずれの提案も私は賛成である。
会場については以前も記したとおり、客間等の別館(光勝院)が本堂奥に現在建設中だが、工期は来年の4月上旬とのこと。来春は新館の温かい中での歌会になるのではないだろうか。

大会運営にあたり、問題は役員の高齢化である。
本日出席の実行委員、中尊寺の担当者以外では昨年還暦を迎えた私が一番若い。存続にはやはり後継者の育成、若返りが必要である。
地方の文化団体では、どこでも高齢化が問題となっているが、
昨日、なのはなプラザ (一関市市街地活性化センター)3Fで短歌「游の会」の歌会(月に1回)があった。

一人欠け、二人欠けと随分寂しくなった歌会だが、嬉しくもひとり、短歌に興味がある、と見学に訪れた方がいた。
前述のとおり、短歌会に限らず、先日、毛越寺で行われた第58回平泉芭蕉祭全国俳句大会の折、隣席者との会話で、句会も高齢化にともないジリ貧状態であるとの現状に、どの会もそうなんだな~、とため息をついたものだが、一人でも興味を持っていただくことは非常に嬉しい。況してや未だ40代(だと思う)の主婦。
是非とも入会していただき、当会を盛り上げていただきたいものである。
因みに、1首披露してくれたが、かなりのセンスの持ち主である。


 


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