エッセイコーナー
775.大地震に備えて  2023年1月24日

昨日は朝から慌ただしかった。
と云うのも、
母曰く「今朝のラジオで今月中に大地震が来るそうだぞ」との大地震警報が、地元の防災ラジオから流れたと云うのだ。
地震予測もそこまで進歩したのか、と感心しつつも、それに備えて準備を急ぐ必要があった。
12年前の東日本大震災を経験していることから、もしもの時は直ぐに飛び出せるようにと、自宅玄関の直ぐ脇に防災バッグを準備している。先ずそれを確認することにした。

また、タンスや本棚の倒れ防止の確認など、一通り家中を見て回った。
特に東日本大震災で必要だなと思ったのが、懐中電灯だった。
その経験を踏まえて懐中電灯をいたるところに配置している。勿論スマホの明かりでもいいが、直ぐに充電がなくなり、肝心要の情報入手や連絡が取れなくなることを考えると、間違いなく必要である。それもヘットライトがベスト。
厳寒の今、暖房が必要だ。私だけならなんとかなるが、卒寿の母が心配である。
以前から購入しようと思っていた電源不要の反射型石油ストーブ。それにガソリン携帯用タンクも一応念の為に買い足すことにした。

事務所も気になり、家の点検を済ませ急いで事務所に向かった。
事務所内の一通り点検を終え、今度は直ぐ様ホームセンターを目指した。
ハンドルを握りながら、かなり混んでいるだろうな、売り切れの可能性もある。
平静を装いつつも内心穏やかではなかった。
ホームセンターに着いてみると、駐車場には車が多くないことに安堵しながらも、店内に急いだ。
無事にお目当ての物を購入して事務所に戻った。母が云っていた大地震警報の情報を確認しようとネット上を彷徨ったが、それらしき地震警報はどこにも見当たらない。

北海道・三陸沖後発地震注意情報」について載っていたものの、それ以外の情報はなかった。
はてさてどうしたものか。念の為、市役所に確認の電話を入れたところ、今後来るであろう大地震への注意喚起として放送したのではないかとのことだった。
いやはや、人騒がせな!
と思ったが、備えあれば憂い無し。改めて心の準備は必要だと思った次第である。
「一週間以内に大地震が来る」と、もし前もって分かっていたなら、それなりの準備と覚悟は出来る。
正確な地震予測が可能になることを願うばかりである。

東日本大震災10日間の記憶  2011年3月26日


フォト短歌「紅梅」


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