エッセイコーナー
696.読解不能な文字の羅列  2020年10月26日

地元紙(岩手日日)には、編集員らが順繰りに所感を記す「記者わーぷろ」と云うコーナーがある。
そのなかで、取材時に自分が書いた文字を後で確認すると読解が難しいとの内容の短文があった。
ある日、取材メモを落としたそうだが、自分で読めない程の難解な文字の為、他人にも当然読解できる筈もなく、結果的には寧ろ良かったと云う内容だったと記憶している。

確かに、私も同じ様な経験をしているだけに、共感を持ちながら読んだものだった。
私はホームページやブログ等を更新する場合など、直接キーボードを叩くこともあるが、寧ろメリハリをつける為にも自宅では極力パソコンを開かないようにしている。手書きで書いたものを、翌日事務所でパソコンに入力するのが殆どのパターンである。

自宅で、特に炬燵に入りながら書くと、うとうととなってただ書きなぐることが往々にしてある。そんなことから前出の編集者の様に、何を書いたかなかなか難解な文字の羅列に、内容を思い出せないことがしばしばあるのだ。
人に見せる訳ではないので上手に書く必要はないが、せめて、後で読み返した時に読解出来るぐらいの正しい文字を書きたいものである。


フォト短歌「小浪立ち夕暮れ」  


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