エッセイコーナー
743.唐梅館総合公園「マゼンタ色のコキア」  2022年10月28日

茨城県ひたちなか市の「国営ひたち海浜公園」と迄はいかないまでも、一関市東山町の唐梅館総合公園内に見事なコキア畑が広がっている。
コキア畑と云っても、4月下旬から5月にかけて色鮮やかなチューリップや芝桜が目を潤し、心に癒やしと彩りを与えてくれる花畑「花こうえん」である。

5月と云えば、唐梅館総合公園から西に約5km、紫陽花では日本一のみちのくあじさい園の石楠花が見頃(6月はカルミア祭り、7月はあじさい祭り)を迎える。
みちのくあじさい園で石楠花(しゃくなげ)に心奪われ、唐梅館総合公園を彩るチューリップや芝桜、緑のコキアに心癒され、近くの日本百景「猊鼻渓」に立ち寄って舟に揺られながら自然を満喫すると云ったフルコースを、是非とも堪能していただきたいものだ。

唐梅館総合公園のコキアは少し奥まったところにある為、地元民でも分からない場所にある。
方角的には公園の駐車場から北東方向に位置する。
駐車場から徒歩で、左手の唐梅館パークゴルフ場沿いを東進し、北方向に目を向けると藤棚が見える。その奥に長さのある滑り台が確認でき、それらをくぐると見えてくる。

コキアの一番の見頃はなんと云ってもマゼンタ色に染まる紅葉シーズン。
唐梅館総合公園の世話人さんに聞いたところ、今年の見頃は10月10日前後だったとのこと。
今シーズンはもう終わりで、来年の準備に向けて抜根作業に取り掛かるそうだ。
マゼンタ色に染まったコキアを観賞しに、来年の10月中旬に是非また訪れてみたい。

因みに、コキアに興味を持つのはどちらかと云うと女性よりも男性の方が多いようだ、と女性の世話人さんが話していた。確かに云われてみればそうかも知れない。
コキアの花言葉に「恵まれた生活」「あなたに全て打ち明けます」「夫婦円満」があるとか。
但し、私の場合は少し違う。ふっくらと膨らんだあの形に惹かれるように思うのである。


フォト短歌「コキア」


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