エッセイコーナー
826.みちのくあじさいまつり本日開幕    2023年6月24日

本日より、みちのくあじさい園(園主:伊藤達朗さん)のみちのくあじさいまつりが開幕となった。
みちのくあじさい園では5月のしゃくなげまつり、6月のカルミアまつりに続き、メインのあじさいまつりが開催される。
15ヘクタールの杉木立に包まれたみちのくあじさい園では、杉の樹間を縫う穏しかる緑風に一時の清涼感を味わうとともに、5百種6万株以上(一般公表では4百種4万株)の紫陽花が訪うものの心に慈しみと優しさを恵み、春風駘蕩のときがさやさやと流れている。

昨年迄は屋外と云えどもマスクを着用しての散策とあって、かなりの息苦しさを感じながらの紫陽花鑑賞だった。
先月上旬より新型コロナが5類相当に格下げとなり、屋外でのマスク着用は不要となったことから、かなり歩きやすくなったのではないだろうか。
今年の開花は例年よりも若干早まり、開園前からヤマアジサイを中心に250種以上の四葩が咲き始めているようだ。
今後順にアナベルやヒメアジサイ、西洋アジサイなどが色を増していくだろう。

また、園内の紫陽花山荘の直ぐ下に100㎡程の池(あじさい池)があり、約5000輪の紫陽花の切り花を浮かべて水面を飾る。
その様はまるでフランス印象派の画家、クロード・モネ の「ジベルニーのモネの庭、アイリス」や「睡蓮の池」、或いは島根県松江市の「由志園」を彷彿とさせる。
今年は池に浮かべ始めるのは7月10日頃からとのこと。
クライマックスにはスタッフから一輪づつ手渡された紫陽花を並べ、あじさい池を完成させる。

みちのくあじさい園は2015年6月、「池坊 花逍遥100選」の選定を受け、未来に残したい日本の花風景として紹介された。また、日本アジサイ協会より「日本一のあじさい園」として認定を受けている。また、NHK『趣味の園芸』2023年6月号・アジサイ特集でも大きく取り上げられている。
園内には紫陽花山荘を初め3カ所の休憩施設(お食事やコーヒー、かき氷ほか)があり、トイレ(温水シャワー付き)も散策路の途中に併設されている。
また、お年寄りや足の不自由な方、「歩きたくない」と云う方の為に、乗用カートも用意され、往年のイケメン?たちが園内を案内してくれる。

<みちのくあじさいまつり>
場 所:〒021-0221 岩手県一関市舞川原沢111
電 話:0191-28-2349(開園期間中のみ)
時 間:午前8時~午後5時(最終受付4時)
料 金:大人(1,000円)小中学生(200円)幼児(無料)
期 間:6月24日(土)~7月24日(月)予定


アジサイ傘
     


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