エッセイコーナー
863.心底の琴線を揺さぶる名曲たち  2023年10月7日

音楽の持つ力、影響力は実に大きい。
落ち込んだ時には励まされ、心の浄化、癒やし、そして明日への希望と活力をも与えてくれる。
音楽と云うものは本当に素晴らしい。
今猶私の心の琴線をしっかりと掴み、離れない曲の一つにBank Bandの『to U』がある。「それでもあきらめなかった偉人たち」と題し、24名の偉人たちの逸話を紹介した動画のBGMに使われた曲である。
いつ何時、何処で聴いても、空知らぬ雨とともにフツフツとやる気と活力が湧いてくるのである。
「音楽の持つ力」というものは実に強いパワーを秘めている。

そんな強いパワーを秘めた曲のなかの一つに、秋田市在住の音楽家、川崎ツトムさんの「逢いたくて」がある。
秋田内陸線の応援歌として作られた曲だが、他にも心の琴線に触れる「セレナーデ」や「デイアフター」、「いつか」などがある。
川崎さんの奏でるギターの音色に感銘を受け、私の動画のBGMにも随分活用させていただいた。
また、その他にも、私の心の琴線を揺さぶるのがサックスの音色である。もしまた生まれ変われるのならば、来世はサックス奏者になりたいと思ったこともある。
そんなことから、パソコンの作業中などには加地直子(サックス奏者)さんの演奏をよく聴いている。

また、他にも、パソコンなどの作業が良く捗る音楽として「しあわせのかたち」や「木漏れ日の中で」、「オルゴールを聴きながら」や「朝日のあたる家」などなど、癒やしとともに心底の琴線を揺さぶるピアノの名曲がある。
ただ、ちょっと気になるのが、Youtubeに流れるピアノ演奏はご本人のものではないのではない、と云う点である。
そんなこともあり、作曲家でピアニストご本人の生演奏とCD購入の為、本日、一関市藤沢文化センター「縄文ホール」を訪れることにした。
当センター25周年を記念してのコンサートである。
ピアノ奏者はご存知、西村由紀江さんその人である。

西村さんは2011年3月の東日本大震災以降、被災地にピアノとピアノの音を届けようと「スマイルピアノ500」を企画し、今猶、支援を続けておられる。
そのことに感銘を受け、いつか直接、西村さんご自身が弾くピアノの音色を聴きたいものだと常々思っていた。
幸いにも本日、その願いが叶ったのである。
コンサートが始まり、序盤からこらえてはいたが、迂闊にも「朝日のあたる家」が流れ始めると感極り、空知らぬ雨に打たれながらの鑑賞と相成った。
会場が割れんばかりの拍手のなか、アンコール曲が「i・no・ri」。
感動の渦のなか、一関市藤沢文化センター「縄文ホール」25周年記念西村由紀江コンサートが惜しまれながら終わった。

コンサート終了後はCDの即売所がごった返していたが、そのことを予測していた私は早目に会場を訪れ、既に購入していた。
購入したCDは、「あなたに最高のしあわえを」「オルゴールを聴きながら」「手紙」など15曲が収められた「PIANO SWICH」と、「スマイルピアノ」など12曲が入った「PIANO SWICH2」の2枚を購入した。それにありがたくもポストカードが付き、西村さんのサインが入っていた。
今後は持ち帰ったCDを聴きながら、パソコン作業に集中したいと思う。
企画した藤沢文化センター関係者の皆さんに、心より感謝を申し上げたい。

名曲と云えば、勿論ギターやピアノ、サックスの演奏だけでも十分だが、それに詩をつけて口遊むことによって、更に趣を増したりもする。
詩、歌、とくればやはり、三十一文字(みそひともじ)、短歌にも心惹かれる。
明後日の10月9日(月)午後1時より、一関文化センター小ホールを会場に、一関地方短歌会秋季大会(第74回一関文化祭短歌の部)が開催される。選者は岩手県歌人クラブ幹事の鷹觜真智子先生。
もし、短歌に興味があり、短歌大会(歌会)とはどんなものか見てみたいと云う方、是非とも会場に足を運んでいただきたい。見学は勿論無料。歌会の様子を窺うだけでも、歌作のヒントになること請け合いである。
歌会中はドアを閉めてはいるが、遠慮なく開けていただき、声をかけていただきたい。


フォト短歌「コキアと赤とんぼ」  

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