エッセイコーナー
860.小川の水浴び  2023年9月26日

一昨日放送の「ポツンと一軒家」で、猛暑対策として自宅前の小川に服を着たまま横たわるクールダウンのシーンが映っていた。
私も以前、同じようなことをやって涼を取ったことがある。
とある夏の極暑の日、夏休みで帰省中の息子と、暑さ凌ぎもあり涼を求めて渓流釣りに行った時のことだった。
釣りのポイントを探していた時、渓谷沿いに伐採された見晴らしの良い曠然たる場所が見えてきた。
折角なので釣り道具一式と食料、飲み物をリュックに詰め込み、てくてくと歩くことにした。
伐採木の運搬用に重機で押しただけの簡易道路が見えたので、少し遠回りだったが、歩き易そうなので迂回しながら進むことにした。

暫く歩いたがなかなか入渓出来そうな場所は見当たらず、止む無く車迄戻ることにした。結構な距離である。
水分補給を済ませ、来た路を引き返すことにした。
来る時は多少の雲もあり、直射日光を避けることも出来たが、次第に雲一点も無い快晴となった。
直射日光が容赦なく射し込むなか、てくてくとひたすら歩くことになった。
伐採された為に日陰もなく、兎にも角にも暑かった。
やっとの思いで車のある地点に辿り着き、横を流れる小川に足を入れた。それだけじゃ物足りず、背負っていたリックを放り投げ、流木の如く小川の浅瀬にそのまま横たわったのだった。
実に気持ちが良かった。これぞ天国・・・。
暫し、冷たい渓水で身体中の火照りを冷まし、息子ともども活力を取り戻す迄、暫し涼を楽しんだのだった。

ポツンと一軒家の多くが、山奥であり、特に渓流沿いに建っている家屋が多い。
線状降水帯などで一気に流量が増すのは危険だが、普段は渓水の音を聴きながら静かで穏やかな生活を送っている。
正しく人間回帰、理想的な居住空間と云えるのではないだろうか。

追記
本日のコメ検査場所は、今年4月にオープンしたばかりの米集出荷センター「輝(きらり)」で行った。
一昨年来、JAいわて平泉では愛称を募集しており、御多分に漏れず私も応募した覚えがある。どんな名前で応募したかは記憶にないが、不採用であったことには間違いない。
若干の嫉妬心を持ちながらも、新家屋はやはりいいものである。新鮮な思いで検査に臨むことができた。
因みに、本日の検査結果は1800袋全て1等米。私は紙袋のみの検査だったが、フレコンバッグの検査は別の検査員が担当した。


フォト短歌「落ちエンガ」  

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