エッセイコーナー
107.お米でダイエット  2014年11月20日

先日の朝日テレビ系列「もしものシミュレーションバラエティー お試しか!(平成26年11月17日(月)午後7時~)」の番組で、太る原因が米などの炭水化物にあるか否かを実験する企画があった。
一人で5合の白米を一週間毎日食べ続け、その体重の変化を見る実験だった。今迄は、理論的仮説の下で太ると云われ続けてきた「お米」だが、学説など、机上の論理によるもので、果たして本当なのか疑問だった。
被験者2名により一週間の実験ということで、必ずしも全ての万民に当てはまるとは言い難いが、机上の論理よりも遥かに信憑性が高いと云えるのではないだろうか。
以上のことから一般的にはお米は太ると思われてきた。

しかしながら結果はその逆だった。
下のグラフは、被験者となった大阪のお笑い芸人、銀シャリの鰻君と橋本君が毎日白米を5合ずつ食べた結果の体重の変化をグラフ化したものだが、最終的には鰻君が0.6g、橋本君が1.6kg体重が減る結果となった。
その原因として考えられるのが、お米には脂質も少なく、水分があることから便通も良くなり、米自体は粒状の為に消化するのにある程度時間を要する。それによって血糖値が下がることが考えられる。
但し、しっかり噛むことが肝要で、決して噛まずに飲み込むような早食いは良くない。

前出の実験結果を誰しもが想像だにしていなかった筈だ。以外や以外の結果となった。
但し、全て良い事ばかりではない。お米の過剰摂取は中性脂肪が上がる原因になる。ただ野菜などの繊維質を一緒に摂取することにより、ある程度は解消されることから、バランスの良い食事を心がける事がカギとなる。また適度な運動もかなり効果は大きい。

何れにしても「お米を食べると太る」という説は迷信だった。実験の結果から判断するとそうなり、寧ろその逆で、これからは「お米ダイエット」なるものが流行るのではないだろうか。
ただ、やはり過ぎることは決して良くない。腹八分目、ホドホドが一番いい。
以前、美白の女王鈴木その子さんがダイエットにはお米を食べるようススメていたが、まんざら嘘ではなかったようだ。「人間の食欲は、意識や気分でするものではなく、生きようとする無意識の本能の成せる業です。それを意識で我慢してはいけない、無理に抑えてはなりません」との著書「やせたい人は食べなさい」の一節が、妙に心に響くのだった。

        いわい天然乾燥米「元氣」

お米ダイエットの黄金バランス = 米(60%):おかず(40%)                                 

≪return    Tweet   
 スポンサード リンク (Sponsored Link)