エッセイコーナー
310.音楽の力、歌の力  2018年7月4日

音楽の影響力、音楽の持つ力は実に大きい。
心を和ませ、浄化してくれたり、落ち込んだ時には励ましを与えてくれたり、活力がふつふつと湧いて来たりする。
近年、私の心を掴み、琴線に触れ、穏やかにして和みを与えてくれた音楽を思い起こせば、今からちょうど10年前、秋田県在住の川崎勉さんが秋田内陸縦貫鉄道の存続を願って作曲し、自身のギター演奏による『逢いたくて』を発表され、今尚、心の覚醒を呼ぶ。

他には、ゴンチチの『放課後の音楽室』。本家本元によるお二方のWギター演奏は勿論だが、最近特に嵌っているのがウクレレ&ギターデュオである。
また、今尚私の琴線をしっかりと鷲掴みにして離れないのが、Bank Bandの『to U』である。「それでもあきらめなかった偉人たち」と題して、24名の偉人たちの逸話を紹介したユーチュブ動画のBGMに使われている曲だ。
ラジオなどでちらっと流れただけでも、未だに涙腺崩壊は免れない。

また、私の青春時代、色んな悩みや迷いを抱え、落ち込んだ時期があった。
悩みに悩み、落ち込んだ時期を救ってくれた一曲が、ベートーベンの交響曲第9番「合唱」第4楽章であった。
青春時代のある年の暮れ、ラジオから流れてきた第九の調べ、心の雄叫びが私の深層心理を呼び覚まし、全身の震えが止まらなかった。そして迷いがいっぺんに吹き飛んだことを今でも決して忘れることはない。
学生当時は、年末になると札響の第九を聴きに音楽ホールを訪れたものだが、多忙を理由に、それ以来遠ざかっていた。
あれから約40年の月日が流れている。

今年の暮、地元一関市で3年に一度の第14回いちのせき第九演奏会が行われる。現在その合掌団員を募集している。
実は3年前にもチャレンジしようと応募したが、練習日が分からず、知ったのは練習も中盤になってからだった。ズブの素人、ましてやドイツ語などは「Ich liebe dich」ぐらいしか私は知らない。已む無く断念した経緯がある。
今年こそはと、募集要項を取り寄せている。

 
   
 
   
 
   


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