エッセイコーナー
674.西村由紀江ピアノコンサートin大槌2022  2022年3月10日

本日(2022年3月10日)午後6時30分より、岩手県大槌町文化交流センター多目的ホールを会場に、ピアニストの西村由紀江さんのコンサートが開かれる。
特別共演として「キッズコーラスあぐどまめ」の出演もある。
会場に足を運びたくとも運べない方たち(私もだが)やコロナ等で中止の場合も含め、コンサートの様子をYoutubeでライブ配信するとのこと。

西村由紀江さんは2011年3月11日の東日本大震災以来、被災者たちを励まそうと毎年幾度となく被災地を訪れ、演奏活動を続け、癒しの音楽を届け続けている。
また、ピアノが津波で流された被災者たちにピアノを届ける活動(スマイルピアノ500)も続け、今迄に62台ものピアノを届けているそうだ。
大震災から11年が経つ今でも、慈善活動を地道に続けていることに、感謝の念でいっぱいであり、心から敬意を表したい。本当に頭が下がる思いである。

西村由紀江さんはとても綺麗な方だが、その美しさをいかに隠そうとも、表情や仕草に、心の美しさが滲み出てくるのであり、演奏するオリジナル曲もまた、心の琴線に触れるものばかりである。
昨日、テレビ岩手のニュースプラス1に生出演され、『微笑みの鐘』『朝日のあたる家』の2曲を演奏されたが、コロナやウクライナ危機で沈みかけた心を、優しく包み込んでいただいたように思う。
2曲目に弾いた『朝日のあたる家』は震災から5年目の2016年にリリースされた曲で、陸前高田市米崎町の朝日のあたる家をモチーフに作曲されたのだそうである。

大槌町「希望のピアノコンサート」 Youtubeライブ動画


フォト短歌「西村由紀江さん」

その他の写真>>

追記 (生ライブ視聴後)

五黄の寅に因んで「五頭の虎」はうけたね。
特に私は2頭目の寅さんの曲、4頭目のタイガーマスクのテーマ曲は当時の若かりし頃を思い出しながら、また最後の5頭目はビクトリーロード。ラグビーのトライ(寅い)に因んだ曲、とても良かった。
やはり陸前高田の「朝日のあたる家」をモチーフに作られた『朝日のあたる家』は、空知らぬ雨に打たれながら拝聴させていただいた。

特別共演の「キッズコーラスあぐどまめ」の合唱もまたとても良かった。
坂本九さんが満面の笑みで天上界から見ていたように思う。
「あぐどまめ」とは、「小さい子供」のことを云う方言だそうだが、同じ岩手県人だが今まで分からなかった。

西村由紀江さんが演奏の途中で話していた「ピアノは生きている・・・」蓋し名言なり。

最後の『花は咲く』はまた、子供らが歌うと・・・。
感謝! 感謝!! とても素晴らしいコンサートだった。


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