エッセイコーナー
484.ビールの水筒 2020年5月9日

私は決して嫌いな訳ではないが、帰宅が遅いこともあってなかなかアルコール類には縁が薄い。飲む場合は付き合いなどで外飲みが殆どである。
ただ、人が美味しそうに飲む様子を見るのは好きだ。
特に美味しそうに飲み食べする吉田類さんの酒場放浪記などは最高であり、放送時間が待ち遠しい。
その吉田類さんがお仲間と一緒に、岩手県一関市を訪れ、皆で乾杯する企画が3年前から続いている。一関夏祭りに合わせ、地元錦町水天宮の青年会の企画である。

3年前は一関シネプラザを会場に、吉田類さん主演の映画上映の後、大相撲元幕内力士敷島の浦風親方と偏愛系フードライターの小石原はるかさんを含む3名のトークショーがあり、大いに盛り上がった。
一昨年は女性版酒場放浪記の倉本康子さんも加わり、いちのせき文学の蔵がある「世嬉の一酒造の喫茶部 cafe徳蔵の2階」を会場に、乾杯の後4名によるトークショーが行われ、この年もまた実に盛り上がった。
昨年もやはり会場は世嬉の一酒造の石蔵ホールクラストンで行われた。私は初回から全て参加しており、今夏も楽しみにしている。とは云うものの、今年は新型コロナ問題で果して開催できるや否や・・・。

そんなことから、気をもみながらも世嬉の一酒造のブログに目を通してみると、「ビールの水筒」と云うワードが目に飛び込んできた。グラウラーと云う名称で、日本では未だ馴染みが薄いようだが、海外では一般的なのだそうだ。
日本では、ビールは瓶かアルミ缶に入っているのが一般的で、飲んだ後の瓶や缶は資源ごみとなるか、燃えないゴミとして処分される。

一方、ビールの水筒「グラウラー」は、ビアバーなどでボトルや樽から持参するグラウラーに注ぎ、テイクアウトして自宅呑み。その後に洗ってまた使う。そうすることによってゴミは出ない。
今後日本でも、マイ・グラウラーが流行りそうな予感がする。
新型コロナの自粛問題で、ビアバーなどから客足が遠のき、今後の見通しすら立たない状況のなか、世嬉の一酒造では自社保有の特別なボトルをグラウラーとして提供し、飲み方の新たなスタイルを提案している。
吉田類さんにも世嬉の一酒造のブログを是非ともご覧になっていただき、世嬉の一酒造のマイ・グラウラー持参で居酒屋を訪れ、「飲み方のスタイル」に一石を投じていただきたいものである。


フォト短歌「おめでた」  


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