エッセイコーナー
408.平和的解決を乞う!  2019年9月3日

逃亡犯条例改正案に端を発し、香港政府に向けた大規模な抗議活動が今尚その勢いは衰えていないようだ。
世界でも屈指のハブ空港である香港国際空港に、再び学生らのデモ隊が押し寄せ、改正案の撤回や強硬な香港警察への不満などを訴えている。

当初はデモ行進など、比較的穏やかに抗議活動を続けていたが、火炎瓶の投下や投石などの強行な抗議活動を展開している。これまでは大学生を中心とする若者が多かったが、「香港の将来を危惧する」として中学生らがデモ隊に加わっているとのこと。
それにしても、12・3才の子供たちも国の将来に不安を覚え、デモに参加しようとする今の状況に、いったい香港政府はどう思い、どう解決しようとしているのだろうか。このままでは子供たちの犠牲者が出る恐れがある。

香港の直ぐ近く、中国の深セン市には中国軍が集まり、デモの鎮圧に乗り出そうとしている。
その状況をみると、今から30年ほど前の六四天安門事件(第2次天安門事件)が想起されてならない。
デモ隊に加わった多くの学生が中国人民解放軍による実弾発泡により、かなりの死傷者を出した事件である。

もしかりに香港もそのようなことになれば、中学生らが犠牲になる可能性は否定できない。
大変な事態になるかもしれない。
そうならない為にも、香港政府には人道的で理性的な解決策を模索してほしい。一刻の猶予も許されない。
また、そうならない為にも、平和を標榜する世界の宗教家や文化人たちが声を上げ、動くべきではないだろうか。
取り返しのつかない事態になる前に、どうにかして平和的に解決できないものだろうか……。


フォト詩歌「香港の夜」 フォト短歌「ともに生きる」
人類はみな仲間であり友達である。ともに助け合い、ともに生きよう」このことを理想論だと思っている間は決して平和は訪れてこない。皆が現実論であると確信してこそ、平和な世の中になるのではないだろうか。


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