エッセイコーナー
246.サイン  2017年6月12日

昨日、一昨日の2日間、久方ぶりに盛岡に滞在した。
一昨日の土曜日には、県歌人クラブの総会と短歌大会。昨日はサンビルの7階を会場に文学フリマが開催された。
私は初参加とあって、勝手が分からず、最初はちょっと戸惑いはしたものの、様子が次第に掴めるにつれて気持ちも落ち着き始めた。
会場の雰囲気にも次第に慣れていった。

出展者は若者が多かったが、中には私と同年代や年上であろう人もちらほらと見受けられた。
会場を見渡しても殆ど見知らぬ人ばかりであったが、出店名簿を丹念に見ていくと、北上市の日本現代詩歌文学館が目に止まった。
早速そのブースの方向に目をやると、見覚えのあるお二方が忙しそうに準備をしていた。
知らない人ばかりでは大変心細いが、多少気持ちも楽になった。

出店の準備は10時50分迄。11時から一般の訪問客を招き入れ、16時迄の約5時間、本来なら店番をしてじっと座っていなくてはいけないところだが、落ち着きのない私はそっち行ったりこっち行ったりと、半分も店頭にはいなかったかもしれない。それでも有難いことに、フォト短歌に関心を寄せる方もおり、520円で販売予定の小冊子を全て無料で配ることにした。
ろくに店番も出来ず、まともに請求もできない私は、ほとほと商売人向きではないと云うことに今更ながら痛感し、実感したのだった。

会場には釣り銭をしっかりと用意し、万全?を期して(準備不足は否めない)臨んだが、その用意した釣り銭は他の出展者の作品に消えていった。帰りは軽くなる筈の荷物が、更に重くなり、肩に食い込みながら駐車場に向かう羽目となったのだった。

今回の反省点は、店のデコレートをもう少し工夫する必要があったこと。製本や加工をもうちょっと吟味する必要があったことなど。
懸案事項として、次回に向けてしっかりと調整していきたい。勿論、来年も出展できればの話しだが。
帰り際ある女性からサインを求められたが、流石にこっ恥ずかしいので体よく断った。しかしながら会場を後にし、車に乗り込んで暫しの間、後悔しきりであった。
一応胸ポケットには愛用の筆ペンを忍ばせていた。勿論、中学生の藤井四段のサインに敵う筈もないが・・・。


フォト短歌「座右の銘」


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