エッセイコーナー
102.焼石の紅葉  2014年10月16日

岩手県南平野部の紅葉も、少しずつだが色づき始めてきている。見頃は未だちょっと先のようだ。
今日は疲労困憊による疲れを少しでも癒す為に、一足早い紅葉を愛でようかと無理の無い範囲で車を走らせてみた。
以前訪れてちょっとタイミングが遅かった胆沢ダムの上流部を目指した。
つぶ沼周辺の紅葉は未だちょっと早かったが、上流部の秋田県東成瀬村方向に車をゆっくりと進めていくと、実に見事な紅葉が目に飛び込んできた。

台風一過の秋晴れにより、空は濃青色の蒼天が無限に広がり、その青を背景に赤や黄色、そして黄緑色の秋のコントランスが実に絶妙だった。正しく自然の為せる技であり妙といえようか。
今後色とりどりの秋特有のコントラストは、渓流の流れと同じように上流部から下流部へ、徐々に平野部へと移行していく。岩手県南の紅葉の見所は沢山あるが、私のイチ押しはなんといっても毛越寺の浄土庭園
自然の妙は勿論だが、先人たちが時間をかけてじっくりと人工的に配した紅葉樹の色調は、独特な優雅さと優美さ、そして気品に満ちた庭園の彩りを堪能できるのである。

毛越寺の秋2010Youtube




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