エッセイコーナー
385.激暑の闇  2019年5月30日

ここ数日間、季節外れの記録的な猛暑、激暑、爆暑が日本列島を襲った。俄に信じ難い話しだが、北海道で39度を上回った。未だ5月だと云うのに。いや、たとえ7月8月の真夏でさえも聞いたことがない。
地球温暖化は着実に、確実に進んでいる。
その温暖化の大きな要因を占め、一酸化炭素の放出に貢献しているであろう超大国のトップが、先日来日し、ゴルフ外交と称して趣味のゴルフと炉端焼きを堪能して帰国の途についた。ご当地のマスコミからはいったい何しに行ったんだと揶揄されている。

沿道では多くの観衆が、歓迎の為か否か、にこやかに手を振っていたが、いったい何を思い、何を考え手を振り、微笑んでいたのだろうか。
いずれ貿易摩擦解消の為と称して、中国への関税処置のように、日本にもどんどん圧力をかけてくることは火を見るより明らかだ。
なにせ日本における昨年の対米黒字額(利益)は、12兆円を超えると云われている。
日本の農業分野は大打撃を受け、自動車産業をはじめとする輸出企業もしかり。議論のないまま超高額な殺人兵器を押し売りされ、それには「はい」と素直に従わざるを得ない日本は、益々窮地に立たされるのではないだろうか。

日本はアメリカ合衆国51番目の州だと云われても反論の材料が見つからない。
アメリカ上院は各州から2名の議員が選出されるが、日本の上院議員はたったの2名と云うことになる。上院議員102名のうち2名、2%にも満たない。
余談はさて置き、貿易不均衡の解消として、国の関与が強まれば強まるほど競争原理は根底から崩され、サービスや技術の劣化を招きかねない。
安くて強くて便利さが売り物の競争原理が崩壊すれば、その先はいわずもがなである。


フォト短歌「闇」  


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